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電脳戦機バーチャロンシリーズリンク 本編 関連作品 関連リンク 概要 余談 本編 機種 タイトル 概要 通称 判定 AC/SS/PS2/PS3/360/Win 電脳戦機バーチャロン 2本の操縦桿でスタイリッシュなロボット「バーチャロイド」で戦う「限定戦争」開幕。全てはここから始まった。 チャロンOMG 良 AC/DC/360 電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム 限定戦争はさらに加速。ゲームスピードの上昇に加えて、各機体に複数以上の技や新要素を追加。驚異的なゲームスピードについてこれるか? オラタンOT 良 AC/360 電脳戦機バーチャロン フォース 限定戦争は2vs2のチーム戦へ。カードを使ったデータ管理の先駆け。だがゲーム性の変化は全てのチャロナーに受け入れられるものではなかった。 フォースVO4 なし PS2 電脳戦機バーチャロン マーズ 『フォース』をベースにソロプレイに特化した家庭用オリジナル作。実態はSomething Wonderfulすぎるテムジン無双だった。 マーズMARZ シリ不 PS4/PSV 電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録とある魔術の電脳戦機 『とある魔術の禁書目録』とのコラボレーションとして『マーズ』から15年越しの復活。機体のデザイン等は『オラタン』をベースとしている。 禁書VO オムニバス PS4 電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001 DL専売。『電脳戦機バーチャロン』『オラトリオ・タングラム Ver.5.66』『フォース』を収録。 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 PS2 第3次スーパーロボット大戦α -終焉の銀河へ- 『マーズ』のテムジン747Jとハッター軍曹、『オラタン』のフェイ・イェンがゲスト参戦。747Jのパイロット「チーフ」初登場。 良 DS スーパーロボット大戦K 『マーズ』が本格参戦。ほぼ空気だった『第3次α』と違い、メインストーリーに堂々と絡むようになった。 シリ不 スパロボ学園 『マーズ』名義でテムジン747Jが参戦。 なし 3DS スーパーロボット大戦UX 初音ミクとコラボした「フェイ・イェンHD」が衝撃の参戦。ミクさんが歌うバーチャロン楽曲を聴けるぞ! 良 iOS/Android スーパーロボット大戦X-Ω 『とある魔術の電脳戦機』が期間限定参戦。 執筆禁止 AC maimai サウンドエフェクトが収録されている…が、曲はなし。 良 CHUNITHM テムジンのテーマ『in the blue sky 01』を収録。 良 AC/PS3 電撃文庫 FIGHTING CLIMAX SEGA×電撃文庫のコラボ作品で、後に禁書VOが生まれるきっかけとなった作品。プロデューサの1人が亙重郎氏の為か、『バーチャロン』をモチーフとするステージが存在。 なし PS4/Win 旋光の輪舞2 『OMG』のテムジンとフェイ・イェンがDLCで参戦(*1)。さらに、小山健太郎氏による新規アレンジBGMが収録されている。 PS4/One/Win 龍が如く 極2 作中のミニゲームとして『OMG』が収録。 なし 関連リンク バーチャシリーズ 電撃文庫シリーズ 概要 通称『チャロン』。 「バーチャロイド」と呼ばれる巨大人型機動兵器を後方視点で操作して戦うアクションゲームで、今でも根強い人気を誇るロボットゲームとして語り継がれている。 模型誌にて外伝小説が掲載されたり、外部作品への出演を果たすといったメディアミックス展開も豊富に行われている。 新作としては2003年の『マーズ』以降、復刻作としても2013年のPS3/360版『OMG』を最後に長らく途絶えていた。 だが、その間も「もし、利益の出るコンテンツであることを証明できれば……」と歯切れが悪いながらも汚名払拭を目標に、本作のVRのプラモを展開するハセガワなどとのイベントに加え、他アニメとのコラボ展開も行うなど、草の根を通じて本シリーズの魅力をアピールする体制が慎重かつ小規模ながら続けられていた。 そして2016年、『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』に端を発した電撃文庫とのコラボレーションの一環として、ライトノベル『とある魔術の禁書目録』とのコラボ作である『とある魔術の 電脳戦機 (バーチャロン)』が刊行。 これが好評であったため、2018年には小説版禁書VOの続編という形で15年ぶりの新作が発売された。 余談 本作で培われたロボットゲームに関するノウハウはAC『ボーダーブレイク』に受け継がれたようである。 『ボダブレ』のスタッフも「チャロンのことは開発中もかなり意識しました」と語っている。
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登録日:2016/01/30 (土) 11 49 42 更新日:2023/07/17 Mon 14 57 31NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 MARZ VO4 ぅゎょぅι゛ょっょぃ ガラヤカ サイバーパンク バーチャロイド バーチャロン ヤガランデ 公式が病気 幼女 電脳戦機バーチャロン 魔法少女 魔法幼女 「電脳戦機バーチャロンフォース」に登場するバーチャロイド。型式番号はTG-11-M。 ▽目次 -[ ◇概要◇ ]--[ 開発経緯 ]- -[ オリジン ]- -[ 機体構造 ]- -[ 活躍 ]- -[ 暗黒面 ]- -[ ◇ゲーム内性能◇ ]- -[ ◇概要◇ ]- 幼女。だれがどうみても幼女。 正確には魔法幼女。 多分元ネタは時代的にコレ。 そのピンポイント爆撃機の様なキャラによって一躍プレイヤー間での人気機体に躍り出たが、支給率は全VR中トップクラスに低く、数多のお兄ちゃん志願者の100円玉を蕩尽させた罪深き幼女である。 『TG-11-M ガラヤカ』 木星継承戦争の時代、新興のブランドである「TRANS AFG」が発売したバーチャロイド。 その特徴的なスタイルによって限定戦争で人気を博したが、 機体自体は小型ながらパワフルで、外観に見合わない高い攻撃性能を持つ。 特に主兵装である『プチ・プル・ニュィ~ン・バトン』(略称:ププルニュ・バトン)は、 SGV-017系列などに採用実績のあるパーシャル・コンバート技術を用いて多様な形態に変形することが可能。 火器として使用する場合は、超高エネルギー充填弾『ちちん♪ぷいぷいん』(略称:ぷーぷ)と時空破断烈風波『ルルルのラララン』(略称:ラーラ)を使い分ける。 さらに攻撃機的な運用を考慮した副武装として、次元震動弾『おめめ☆まんまるくん』(略称:めーめ)、対VR爆雷である『ないしょ・で・こっそり』なども搭載している重装VRでもある。 ※この時点で目まいがしてきた人もいるかもしれないが、あなたの精神は正常なのでご安心ください。 -[ 開発経緯 ]- FR-08を権力闘争の末に放逐された前総帥リリン・プラジナーは、ある目的のために強大な力を必要としていた。 それは各企業国家の横槍をはねつける権力であり、またその実働部隊を実力で排除できる軍事力であり、そしてそれらを可能にする資金力であった。 これらをまとめて達成すべくリリンが設立したのが、新VR開発ブランド「TRANS AFG」であった。 その特徴を一言で表すなら、「キュートな少女型VR専門のファッショナブルブランド」である。 限定戦争というエンタメ興業において、「女性型VR」という存在がどれだけ重要なファクターなのかは言うまでもない。 現にオラトリオ・タングラム戦役当時、限定戦争の視聴者からRNA陣営は大きな支持を得ていたが、その人気の大部分は彼らが先んじて運用していた第二世代「フェイ・イェン」タイプに由来している、という調査結果もある。 このwikiにつづられたアニヲタ諸氏の数多の妄執愛を顧みるまでもなく、ヒロインなしでは普遍的エンターテイメントなど成立しえないのである。 リリンはこの点に目をつけ、全世界に知悉されている自身のキャラクター性を最大限に利用した。 「女性がプロデュースした、本当に少女らしい少女型VR」というブランド性を前面に押し出して、限定戦争市場の視聴者から絶大な支持を得ることに成功。 瞬く間にシェアを拡大してAFGを一大ブランドに成長させたのである。現実でいえばおしゃれな芸能人が自分のブランドを立ち上げる様なものか。 更にAFGの中核となった技術者達は、かつてオラトリオ・タングラム戦役当時の傑作VR『HBV-502 ライデン』を生み出したDD-05プラントに所属していたスタッフ達であった。 DD-05はFR-08の謀略に翻弄された挙句に倒産しており、そのスタッフ達は憎むべきFR-08やライバルであったMV-03に吸収されることをよしとせず、多くが野に下っていたのである。 リリンはそんな彼らを取り込んでブランドの技術基盤としたため、新興のブランドながらその技術力は決して他のメーカーに劣らなかった。 このためAFGが生み出したVR達は、ポップでキャッチーなキャラクター性を持ちながら、一面で兵器としての確かな地力も持っていたのである。 そんなVR群の一つであるTG-11-M『ガラヤカ』も、やはり明確な少女…いや幼女型として作られたVRである。 他のAFG製VR同様、その基礎構造はリリンの父にしてVR開発の祖であるプラジナー博士が創出したオリジナルVRに由来するが、戦闘用であるTG-11-Mとはかなり構造上の差異が存在する。 (オリジナルVR:世界に3種1体づつしか存在しない「電脳虚数空間を自在に行き来する存在」という本来の意味での『バーチャロイド』。それぞれが固有の人格を持っている) -[ オリジン ]- 原型となったのは、VR-011こと『アプリコット・ジャム』。 型式番号の法則性から推定するに、おそらくオリジナルの精神・外見年齢は11歳のそれだと思われる。ありがとうございます! プラジナー博士はかねてより、電脳虚数空間に封印されている破壊衝動の権化『幻獣ヤガランデ』の存在を危惧しており、人類が電脳虚数空間の活用を本格化させる前に、なんとかこれを無力化する事はできないかと考えていた。 そして考えられたのが、「ヤガランデの一部をあえて通常空間に実体化させ、それを制御する事で間接的にヤガランデ本体を制御する」という方法だった。 ヤガランデの破壊衝動には幼児的ともいうべき無邪気な側面があり、その部分に絞って実体化させれば、子供をあやす様に制御することも可能だと思われたのである。 そのために作られたVRこそがVR-011だった。幼女を模したフォルムを持つのはこのためである。 博士の想定通り、ヤガランデの一部は特殊なVディスクにうまく蒸着し、そのディスクを搭載したVR-011を介することで、その人格とコミュニケーションをとることも可能となった。 だが、ヤガランデの破壊衝動は博士の想定を軽く上回っていた。彼女の破壊衝動はその幼児性と分離することなく、無邪気な破壊神という究極的な二面性を持つ危険なVRと化してしまったのである。 プラジナー博士はやむなくVR-011を封印するが、しかし彼女の強すぎる破壊衝動は時々そこから漏れ出し、電脳虚数空間を経て世界のあちらこちらで実体化した。 一体化したVR-011の影響なのか、実体化したヤガランデはVRに近い人型ロボット的な外観になっており、『幻獣戦機ヤガランデ』として恐れられた。 -[ 機体構造 ]- 構造としてはあらゆる意味で特徴的すぎる機体だが、その原因はVRとしては異例のサイズに由来する。 一般的なVRの頭頂高が15m程度なのに対して、ガラヤカはその半分程度の大きさしかないのである。 当然この大きさではVコンバータとコクピットが胸部パーツに収まらないので、VRの心臓であるそれらのユニットは頭部、というか帽子部分に搭載されている。 すなわちこのVR、「帽子が本体」を体現している。 Vコンバータ自体は一般的なVRと同サイズなので、そこからもたらされるVRの実存強度も同等ということであり、小型だからといって性能面で他のVRに劣るということはない。 が、ウェイト差は当然ながら格闘戦での不利に直結するし、ぎっちり中身がつまった帽子によるトップヘビーな重心のため転倒もしやすい。また小型の機体に複雑な機構と重装備を内蔵しているために、おそらくは整備性もよろしくない。 と、基本的に実用面でいいことは何一つない。強いて言えば投影面積は小さくなるが……。 当然、運用サイドから「なんでこんなに小型化したの?」と聞かれることになったが、開発者側はその件に関しては口を濁しているため、彼らの趣味ゆえだと世間では思われているらしい。 もっとも、限定戦争で用いられる兵器としては、こういった強烈な個性は視聴者への大きなセールスポイントになり得るため、キャラクター性の確立という面からは決して無駄な構造ではない。 というよりこのVRは大前提として「魔法幼少女」というキャラで設計されているため、多少の性能は犠牲にしてでもその点を追及したのだろう。 つまり視聴者の趣味に合わせた結果なのである。このロリコンどもめ! 新開発された主武装は、明らかな魔法のステッキこと『プチ・プル・ニュィ~ン・バトン』(略称:ププルニュ・バトン)。ちなみに正式名称である。 これはパーシャル・コンバート技術(機体構造の一部だけにリバース・コンバートをかけて、一時的にまったく別の形状に変形させる技術)を利用した形状可変兵装で、単体で複数種類のエネルギー弾を撃ち分けることができる。 更に機体の機動を補助するサブコンバータとしての役割も持っており、通常モードである『ふつぅ~』形態から、跳躍補助形態である『ふわぁ~ん・ふろむ・ざ・すかい』形態、高速巡行時には突撃形態である『きゅぃ~ん・ふろむ・ざ・すかい』形態へと瞬間的に変形する。ちなみに無論これらも正式名称である。 副兵装として強力な爆装も施されており、本体の小ささに対して極めて強大な火力を発揮する攻撃型VRとして仕上がっている。 そして極めつけの機能として、オリジナルである『アプリコット・ジャム』の機能の一部を模した『幻獣戦機ヤガランデ』へのコンバート機構『まるまるやがやがくるりんぱ!』も備えている。ちなみに(ry 実際のヤガランデに比べればはるかに小型で戦闘力も低いが、それでも通常型のVRとは段違いの圧倒的な攻撃力を発揮できる。 ただしこのモードが、あえて装備されたものなのか、それともコピーの過程で排除できなかったオリジナル由来のブラックボックスなのかは定かではない。 欠点として、あまりに特徴的な機体構造から、操作難度が極めて高いVRになってしまっている。 トップヘビーで不安定な機体は動かすだけでも一苦労であり、搭乗者にはかなりの負担がかかる。 更にこの場合の負担とは、肉体的な負担だけを意味するわけではない。 機械と人間の脳波を同調させるM.S.B.Sを操縦システムとして持つVRは、搭乗者の自然な動きをトレースすることが可能である。 つまり実際のゲーム中で見られるアファームドのマッシブなモスト・マスキュラー、フェイ・イェンのキラッ☆な勝利ポーズなどは、あれは中の人の本来の動きをトレースしているのである。 したがって常に視聴者を意識しなければならない限定戦争では、角刈りマッチョなアファームドにはごついおっさんパイロットが、フェイ・イェンにはたおやかな女性パイロットが用意されるのが一般的である(例外もそれなりに存在する)。 では幼女を模したこの機体は、どんなパイロットの動きをトレースすればいいのだろうか? もちろん、実際に幼女を乗せるという手もある。現に一部部隊では特殊な幼女パイロットを乗せて戦闘を行っていたという事例もあるが、子供にVRを操縦させるのはさすがに色々と問題があるし、質と数の確保も難しい。 よってまともに運用するためには通常の成人パイロット、しかもピーキーなTG-11-Mを手足の様に扱いうる熟練パイロットが搭乗しなければならないわけだが、そのために彼らに課された訓練は恐るべきものであった…… 「きゅ、ぃい~んっ」(舌足らずの幼女ボイス) 「キュイーン!」(成人男性のテノールボイス) 「ふぉむっっ!」 「フロム!」 「ざかぁーいっ!」 「ザ・スカーイ!」 「ちぁう!ざ、くぁーいっ!」 「す、スカーイ!」 「あはははははは」 そう……パイロット達を待ち受けていたのは、幼女達のお遊戯の中に混じり、上官である彼らから直接指導を受けるという(精神的な意味で)凄まじい訓練であった。 そして(精神的な意味で)地獄の訓練を終えたパイロット達は戦場に赴き、硝煙が漂いエネルギーの飛沫が弾ける中、VRのコクピットの中で習い覚えた幼女のポーズを披露せねばならないのだった。 -[ 活躍 ]- 新型VRのデビューとしてはそれほど珍しくないことだが、初期ロットはRNA火星方面軍(mRNA)と発売後一年間の独占販売契約を結んだ上で販売された。 当時mRNAは火星圏の戦闘興業の主導権を握るために大規模な戦闘キャンペーンの開催を企画しており、その興業の目玉としてガラヤカの個性に目をつけたのである。 契約は成立し、初期ロットである48機は「JAK48」というなんか聞き覚えのあるグループ名を与えられ、デビューと同時に各戦場に一斉投入され話題をさらう手はずであった。4thは2001年稼働でAKBは2005年だから順序が違うとかいうのは色々あるのでまあ忘れておけ。 が、発売前にガラヤカの機体に不具合が発見されたためキャンペーンは延期。しかもその間にmRNAの敵対勢力であるマージナルが、入手経路不明のガラヤカ系のVRを独自に運用していることが発覚するという最悪の事態へと発展する。 なし崩し的なグダグダデビューとなったTG-11-Mだったが、その特徴である「強烈なキャラクター性」と「極めて高いリアリティ」という二本柱から生まれた希少価値は、ガラヤカの強力なセールスポイントであり続けた。 -[ 暗黒面 ]- 最早公式が病気としか言い様がないトチ狂ったVRであるが、その「病気」というのはいささか冗談では済まない領域に達してもいる。 そもそもバーチャロイドとは限定戦争という闘争興業に用いられる機材であり、更にこのVRのコンセプトは幼女型戦闘VRである。 よく考えてみれば、この時点で正常な神経の持ち主ならどこかおかしいと思っても不思議ではない。 それは極論すれば「子供の殺し合いを見て楽しみたいがそれはできないので、代わりになる子供型ロボットに殺し合いをさせよう」という発想と同質だからである。 更に。先にTG-11-Mを運用していた部隊の一部で、VRに自然な動きをさせるために実際にパイロットして特殊な幼女を用いていたという話をしたが、その「特殊な幼女」とは、正確には人間ではない。 法的に自立していない人間の子供を使うことは法律も、そして視聴者も許さないので、『人工素体』と呼ばれる使役用の人工生命体を流用しているのである。 使役用なのに労働力にならない幼女型が存在しているのは、本来は性的用途目的で作られたものであるため。 彼女達は見た目も人格も年相応の人間の幼女だが、しかし人間ではないし、人間扱いもされない。 更に特殊な趣味を持つ所有者がその手の行為に及んだ時に不快感を感じない様に、血液からはバナナシェイクやフルーツポンチの匂いがするという胸糞の悪くなる様な機能まで持っている。 電脳歴という社会は、華やかで精緻なコマーシャリズムの輝きに照らされる一方で、グロテスクな偽善、刹那的な享楽がどす黒く揺蕩ってもいる。 「限定戦争」という一見人道的かつ合理的な、しかし何かが致命的に狂っている機構は、そんな時代の表象に他ならない。 TG-11-M ガラヤカというVRが生み出され、そして人気を博しているという事実こそが、それを証明していると言えるだろう。 -[ ◇ゲーム内性能◇ ]- LW:次元震動弾『おめめ☆まんまるくん』 RW:超高エネルギー充填弾『ちちん♪ぷいぷいん』 CW:時空破断烈風波『ルルルのラララン』 ぶっ飛んだ外見とサイバーパンクな設定に反し、実はかなりスタンダードな武装がそろった堅実な軽量高機動タイプ。 装甲の薄さと高誘導の空中ターボウェポンのため、援護機と呼ばれることが多いが、前ダッシュビームのおかげで主戦機とタイマンを張れる性能も十分にあるので、万能機と言ってもよい。 武装が非常に粒ぞろいで、全VR中屈指の高性能を誇る万能前ビを軸に援護、被放置、壁越し、外周と、ほとんどの状況で有効なカードを切れる対応力がある。 ただしあくまで有効なカードがあるだけで(それだけでも十分なではあるが)、すべての武器が有効なわけでは決してなく、むしろ死に技は他機に比べても多め。 具体的に言うと立ち・歩き攻撃のほぼ全てが異様な硬直のせいで基本封印安定である。 また、硬直を取れる武装は多いが、けん制で垂れ流せる武装が極端に少ないという欠点もある。このため削り合いを主体とするタイプの主戦機に張り付かれるとやや辛い。 一体相手ならその高い援護力が逆に活きるので別に問題はないが、テムFやアファCなどの削れる主戦機からダブルアタックを受けるとヤバイ。 装甲の薄さとJ横ダッシュのヘボさのせいであっという間に削られ、チーム耐久を派手に献上してしまうのだ。 とはいえ、総合的に言えば防御面の弱点を高い攻撃性能が十分に補っており、柔軟な役割スイッチ力も含ればかなりの強機体と言える。 特に箱◎版では野良チームが基本なのでどうしてもタイマン×2の形になりやすく、高い援護力を持ちながらタイマンも十分にこなせるガラヤカはなかなかの人気を誇る。 『まるまるやがやがくるりんぱ!』?あれは忘れろ。 「つぃーきっ、しゅーせぇけてぃ!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これも古事記に記されたマッポーの一側面にすぎないのだ。 -- 名無しさん (2016-01-30 11 59 17) パイロット訓練の当りは笑いが出るけ結構黒い部分多いのねあの世界・・・って思える記事 -- 名無しさん (2016-01-30 12 36 39) 武装の名前とかすごいな。命名のために大の大人が議論を交わしてる場面を思い浮かべると頭が痛くなるよ。せめてそれくらいどうにかならんかったのか…? -- 名無しさん (2016-01-30 17 27 10) その辺の名前はアプリコット・ジャムが適当に付けたのをそのまま使ったんだろう。こっちで仰々しい名前付けてもガラヤカのお気に召さなかったらアウトだ -- 名無しさん (2016-01-30 17 46 44) 人生初のエロ同人誌がこいつとエンジェランの擬人化ものだったというクッソどうでもいい個人情報を晒してみる -- 名無しさん (2016-01-30 18 21 10) 相変わらずいい情報量だ。だが脚注を使いまくると読みづらくなるので外させてもらったよ。あと作成日時と所要時間も忘れずにね。 -- 名無しさん (2016-01-30 23 19 41) こういう電脳暦裏事情を鑑みた上でダイモンのセリフとか森本レオのナレーションを聞くと、なかなか面白い -- 名無しさん (2016-01-31 06 56 26) 当時の俺はエンジェラン萌えだったから彼女が手に入らなくてもよかったし よかったし・・・ -- 名無しさん (2016-01-31 11 02 30) 『年端もいかない女の子を武装させて戦わせるなんてきしょい』っていう俺の戦闘美少女ものに対する感性は間違ってなかったんだと確信できる項目 -- 名無しさん (2016-01-31 16 58 59) (いろんな意味で)乗りたくないVRの筆頭だと思っていた俺のバーチャロン適性はやはり正常だった -- 名無しさん (2016-02-01 09 27 55) こんな価値観の世界のなかで、全く相手にせず淡々と「じゃけん続きは署で話しましょうね~」と言わんばかりに最新鋭殺戮装備で制圧攻勢かけるMARZの犬ども狂おしい程すき -- 名無しさん (2016-02-01 19 42 07) 子供の殺し合いを見たい、というより戦う魔法少女ものという娯楽ジャンルがある以上それを模したマシーンに人気が出るのはそこまで異常ではない・・・と一瞬思ったが人口素体のくだりで「あ、これアカン奴や」って悟った フルーツポンチ臭の血液が流れるセクサロイドが市販され、殺し合いがショービジネスの世界が正常であるわけねぇよな・・・・・・ -- 名無しさん (2016-02-09 21 09 29) プラモの取説で度々「PK(ステルス機やマリコを使ってる部隊)によるJAK48の惨劇」というキーワードが出て来る。でもJAK48はmRNAの部隊で、PKは企業合同の対マージナル部隊なとこが謎だが -- 名無しさん (2016-03-05 13 29 38) ガラヤカやからか? -- 名無しさん (2016-07-04 16 45 32) 初代OMGの隠しボスとしてトラウマを植え付けた伝説のヤガランデがついに対戦で使えるきっかけとなった子。外見に反して男の浪漫溢れる機体でもあるのだ -- 名無しさん (2017-06-12 23 26 01) ・・・747Aに乗るパートナーの純戦闘用マシンチャイルドを「お兄ちゃん」と慕う元愛玩素体幼女パイロットのハートフルボッコ残酷物語ください -- 名無しさん (2017-11-22 21 25 10) おっさんが幼女の演技をするエンタメって今で言うVtuberと同様なのでは? -- 名無しさん (2021-02-13 09 48 29) ちなみに人口素体の血液に匂いをつける臓器は彼女たちの胸腺にあるが、これは素体の中では高価な部位なので、素体の死亡時には業者が死体をバラバラにして回収、別の新個体用としてリサイクルするぞ!イカれてるね! -- 名無しさん (2021-02-13 12 40 35) ↑聞けば聞く程チャロン世界への嫌悪感が鰻登りやね…ゲーム性は兎も角 -- 名無しさん (2021-02-13 12 57 18) なんでもありを軽く飛び越えてもはやとち狂ってんなチャロンの世界ってw -- 名無しさん (2021-03-01 06 27 28) ↑3、9 ヤガランデやブラットスやダイモンとタメ張れる位ヤバいな -- 名無しさん (2022-03-13 23 20 06) 名前 コメント
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詰め合わせ DL http //loda.jp/ukwindom/?id=260 チーフ ハッター軍曹 フェイ・イェン・ザ・ナイト DL http //loda.jp/ukwindom/?id=261
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登録日:2018/07/10 Tue 01 04 40 更新日:2024/04/08 Mon 10 55 17NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 KIRISUTE GO-MEN!! SAMURAI SM-06 VO4 いざKAMAKURA アイザーマン博士 バーチャロイド バーチャロン 侍 公式が狂気 刀 和風 完全勝利ポーズが「えいえいおう!」 平家物語 幽霊 弓 怨念 怨霊 悪七兵衛景清 景清 槍 甲冑 落ち武者 薙刀 電脳戦機バーチャロン ※この項目の閲覧方法(推奨) 1.CD音源などでVO4のBGM「kirisute go-men!」を探してくる 2.聞く(ループで) 3.読む 電脳戦機バーチャロンシリーズの3作目、「バーチャロンフォース」に登場する落ち武者型バーチャロイド(VR)。 ガラヤカもそうだが既存の機体に比べて明らかに異色なキャラクター性を持ち、登場と同時にプレイヤーの間で話題をかっさらった。 「第六工廠八式壱型 景清」なるケレンのきいたネーミング、ネオジャパン代表?的な鎌倉大具足、\イヨオー!/の合いの手が笑える勇ましい素敵BGMなどのインパクトからか、プレイヤー人気も高い。 しかし扱いが所謂「レア機体」に当たるためゲームを始めた最初からは選択できず、特定のVRを使ってプレイすることで一定確率で支給されるようになっていた(*1)ため、なかなか支給されずに悲鳴を上げるプレイヤーも見られた。 第六工廠八式壱型 悪七兵衛景清 - [ 開発経緯 ] - 景清系列のVRが生まれたそもそもの原因は、VCa3年、アイザーマン博士に簒奪された企業国家SM-06(サッチェル・マウス)が、同DU-01(ダンシング・アンダー)の一部施設を武力制圧したことに端を発する。 月面に本拠を置くDU-01はVR生産の必須物資であるV・クリスタル質を産出するプラントを多く持ち、かつて「DN社第1プラント」だった時代には同社の大事業「第二次Vプロジェクト」の要として強大な権力を持っていた。 しかしその後のDN社の倒産、旧第8プラントであるFR-08(フレッシュ・リフォー)の隆盛などの変化によってその力は大きく削られ、場末の鉱山管理プラントのような立場に落ちぶれていたのである。 この為SM-06の武力制圧は実にあっさりと成功したのだが、問題はむしろその後だった。 いくら陣営内で軽んじられていたとはいえ、DU-01はFR-08の傘下企業の一つである。 地球圏最大の勢力を誇るFR-08がこの暴挙を黙って見過ごすはずもなく、SM-06にとって奪取したプラント群を防衛するための戦力の拡充は急務となった。 この防衛戦力に関しては a.宇宙戦艦などの通常兵器を使用してこれにあてる b.SM-06の主力機であった「サイファー」「マイザー」系のVRを追加生産してこれにあてる c.同じくSM-06制の新型VR「スペシネフ」系のVRを追加生産してこれにあてる という3つの案が考えられたが、 a.→活動場所がムーンゲート近辺なので、バーチャロンポジティブ値が高い人間の搭乗を前提とするVRでなければ、Vクリスタルの精神侵食作用で戦う前から戦闘不能になる可能性が高かった。 b.→本社であるSM-06防衛のための分、クーデター支援の対価としてRNAへ供給するための分、研究支援の礼として火星居住者へ供与するための分などで、既に生産ラインが埋まっていた。 c.→運用にあらゆる面で手間のかかるスペシネフ系は、防衛の主力とするには運用コストが高すぎた。 などの問題によってどれも実現できず、消去法で d.防衛に向いた新型VRを開発し、乗っ取ったプラントにラインを設置して生産、これにあてる というプランが選択されることになった。 しかし事態が急迫していたため、開発に当たったアイザーマン博士は時間短縮を狙い、新型VRの基礎構造に既存のVRのそれを流用することにした。 その流用元となったのは、かつてSM-06が「DN社第6プラント」だった頃に開発した者の、政治的事情からお蔵入りになっていた幻の第一世代VR「MBV-08」である。 ※MBV-08って何? バーチャロンには割と珍しい「設定上のみ存在する」VR。 かつてのDN社時代、SAV-07ベルグドルの開発に際し、第6プラントは自プラントで開発した新型のVコンバータを提案していた(この辺の詳細は同項目参照)。 結局第1プラントとの政治闘争に敗北したことでベルグドルへの採用を逃したが、しかし第6プラントはこれに大きな自信を持っており、第4プラント、そしてDN社の実力者であるアンベルIVと提携して新型VRを開発したのである。 これがMBV-08で、機体の基礎となるスケルトン(フレーム)から新規設計した野心的な新型機であったが、第1プラントはこれを察知すると猛烈な妨害工作を開始し、結局この計画をつぶしてしまう。 こうしてMBV-08は、数機の先行量産型が作られただけでその生産を終えてしまうことになった。 アイザーマン博士はこのMBV-08の設計を流用して景清系列のVRを作り出したのだが、その際にオリジナルに敬意を表し……たのかは定かではないが、その名を継いで「八式」の型式番号を与えている。 - [ 機体構造 ] - オラトリオ・タングラムの直前に開発が開始された機体だが、アイザーマン博士の手になるだけあって、最初から第三世代VR(*2)として設計されている。 原型機となったのは前述のとおり第1世代のMBV(Main Battle Virtuaroids=主力戦闘VR)であるMBV-08だが、技術的な特徴からするとむしろ「改良型スペシネフ」と言うべきかもしれない。 具体的に言うと、スペシネフ系列VRの最大の特徴である ・人の精神を「取り込んだ」汚染Vクリスタル質の再利用 ・Vクリスタル質の汚染源である人間の怨念を用いたVRの性能強化 という2大コンセプトがそのまま受け継がれているのだが、しかしそのコンセプトに至るまでのアプローチには大幅な発展がみられる。 まず機能の中核となる汚染Vクリスタル質だが、「取り込んだ」Vディスクをストレートに構造材に転用していたスペシネフと異なり、景清では同様のクリスタル質を一度加工して抽出される、いわば「純粋な汚染物」を用いている。 これはアイザーマン博士が新たに開発した、Vクリスタル質の除染法によって生み出されたものである。 Vコンバータの実用化以来、汚染されたVディスク、またそれを構成する汚染Vクリスタル質のリサイクル技術は常に希求されてきた技術であった。 だが汚染源となるVクリスタル質内に閉じ込められた人間の精神はあっという間に断片化、本来の形を失って無秩序に散乱してしまうため、この断片を全て拾い上げて選択的にサルベージする、あるいは取り除くのはほぼ不可能とされていた。 だがアイザーマン博士は、この精神の断片がなんとなく寄り集まって元の人格(らしきもの)に戻ろうとするという性質を持っていることに着目する。 とはいえこの集まろうとする力はとても弱く、また無秩序であり、到底元の人間としての人格を再生できるような代物ではない。 そこで博士はここに「単純で強烈な性質を持つ、アバター(仮想人格)フレーム」を依代として挿入することでこの性質をブーストし、そのフレームに沿う形に精神の断片を凝集させることに成功したのである。 この画期的なフィルタリング法においてキーとなったのは、やはりそのアバター・フレームだった。 汚染Vクリスタル内に散乱する精神片は元々怨念に満ちた断末魔の精神であるため、その依代となるアバターにはその精神に相応しい、「怨念に満ちた」そして出来るなら「勇ましく、力溢れる」キャラクター性が要求された。 …そう、これに際しアイザーマン博士が選んだキャラクターこそが電脳暦以前、それも鎌倉時代の古典「平家物語」の登場人物である「悪(あく)七(しち)兵衛(びょうえ)景清(かげきよ)」こと藤原景清だったのである。(*3) 博士が何故遥か昔に失われたと思しきこの古典を選んだのかは定かではないが、とにもかくにもその試みは成功する。 Vコンバータ運用の宿病とも言えるVクリスタル質内の汚染物は、悪七兵衛景清の形をとることで正常なクリスタル質から分離・抽出することが可能になったのである。 そして取り出されたVクリスタル質内の汚染物の純粋結晶、いや最早「人工的に作り出した悪七兵衛景清の怨霊」とでも言うべきそれを、当然ながらアイザーマン博士はVRの強化に用いた。 具体的にはその汚染物をペレットとして成形、機体中枢であるVコンバータにブースト・モジュールとして組み込み、リバースコンバート(VRの実体化)時にVコンバータと同調動作するようにしたのである。 このブーストモジュールによって、物質化した景清は同時代の機体と比べても一際強力な実存力を獲得する。とりわけVRの骨格となるスケルトンの強度向上は特筆もので、圧倒的な防御力と運動性を機体に与えた。 しかもブースト・モジュールに組み込まれた怨念が、無秩序な混沌ではなく悪七兵衛景清という明確なキャラクターを与えられたこと、作用の対象をVコンバータに限定したことなどによって、スペシネフ系に見られる 「周辺への精神侵食ノイズの漏出」「パイロットの精神への極端な負荷」「それらに起因する運用コストの増大」などの欠点が全て解決されたのだった。 人間の怨念をVRに作用させて戦闘性能を強化するという点ではスペシネフ系と共通しているが、両者のシステムは全く別物である。 その原理を端的に表せば、スペシネフのEVLバインダーが「怨念によってパイロットを強化するシステム」であるのに対し、景清のブースト・モジュールは「怨念によってVRを直接強化するシステム」と区別することができよう。 とまあまさしくスペシネフの改良発展型と呼ぶに相応しい性能を実現した景清だったが、ただ一つだけ欠点があった。 景清の高性能の源となっているのは前述の通りVコンバータに組み込まれたブーストモジュール、及びその中核たる汚染物だが、これがフィルタリングの際に与えられた悪七兵衛景清のキャラクターに強い執着を示し続けたのである。 さらに開発者であるアイザーマン博士がこの執着を面白がり、悪七兵衛景清たるに相応しい平家武者風の大鎧を模した外装を与え、武器にも太刀や薙刀といったそれらしいものを用意。 キャラクターに相応しい意匠を持つ「第六工廠八式壱型 悪七兵衛景清」へと作り変えてしまったのだ。 勿論限定戦争で用いられるVRが強烈な個性を持つこと自体は、エンターテイメントビジネスとしての側面からは歓迎されるべきことである。 しかし「平家の落ち武者風戦闘ロボット」というイカレたキャラクター性に縛られてしまったことは、流石に戦闘効率と言う面からは問題もあった。 景清系列はそのバランスの取れた高性能から短時間の間に多くのバリエーションを生んだが、その中に最も効率的な兵装である「銃」を装備した機体は一機種もない。 この為景清は圧倒的、かつ癖のない高性能を持つにもかかわらず、極端に接近戦に寄ったMBVとして運用されることになってしまったのだった。 - [ 活躍 ] - 第三世代VRとしては比較的初期の機体でありながら、その特異なシステムからもたらされた圧倒的なポテンシャルによって常に後続機を圧倒する活躍を示した。 この為当初は施設防衛という「実戦」用に開発された機体でありながら、その性能が注目され完成後ほどなくして商用販売が開始されている。 そして当機のセールスが順調な初動を見せたのは、商用販売以前の運用初期において、新興企業「トランスAFG」の試作型VR群との苛烈な戦闘を繰り広げ、そのポテンシャルを広く誇示してみせたことも大きい。 トランスAFG社はFR-08を追われた前総帥リリン・プラジナーによって起こされた企業国家であったが、かねてよりリリンに対して激しい敵意を抱いていたアイザーマン博士はその活動を妨害することに余念が無かった。 この為トランスAFG社が行っていた新型第三世代VR「TF-14/st フェイ・イェン」のテストをかぎつけると、景清系列を主体とした妨害工作部隊を度々送り込み、これに執拗な攻撃をかけていた。 これに対応するためAFG社は試作機であったstを武装化したため、結果として地球圏の各地で「謎のフェイ・イェン型ヒロインVRと、謎のSAMURAI型悪役VRとの熾烈な戦闘」が起こることになり、これが限定戦争の視聴者層に大いに評判を呼んだのである。 これは結果として一般販売がまだ行われていなかった両機の前評判を爆発的に高める形となり、一般販売開始後の速やかなセールスの拡大へとつながったと考えられている。 - [ ゲーム内性能 ] - 中量級でも上位クラスの耐久力に、軽量級並の機動性と運動性を併せ持つ基本性能に優れた主戦タイプ。 同系列でも全く違う個性を持つことが多いフォースのキャラでは珍しく、系列内での性能差が比較的小さいため、系列内での乗り換えや乗り回しは比較的楽な部類に入る。 援護の軸となる高誘導のCWは全機種において誤差レベルの性能差しかなく、LWに至っては事実上全機種で全く同じものを使っているほど。 どのキャラも走攻守のうち「走」と「守」に渡って非常に高い基本性能を持つ反面、「攻」の面で非常にピーキーなのが特徴。 端的に言えば「射撃性能が低く、近接性能が高い」格闘タイプのキャラなのだが、同様の特徴を持つアファームドJCなどとは方向性がだいぶ異なる。 景清系の射撃武器は基本的に「高火力」「高誘導」という特徴を持っており、武装自体の攻撃性能自体は非常に高いのだが、ゲージ効率、つまり武装の回転率があまりに劣悪なのである。 この性質は設定上の前世代機に当たるスペシネフに近いものがあるが、景清のそれはより極端であり、CWなどはゲージフル回復に30秒以上かかったりする。 ここまで回転率が悪いと、単に射撃戦に弱い、放置されやすいなどの弱点となるだけではなく、無駄撃ちが一切できないため行動が単純化し、相手に択を読まれやすいという別の欠点も生まれてしまう。 なので必然的に近接攻撃を主体とすることになるのだが、フォースでは戦闘システム上近接戦闘を避けることがたやすく、それだけでダメージをとっていくのは容易ではないため、大体はいなしつつ放置されてしまうことになりがち。 だが同じく放置されやすい他のキャラと異なり、景清には全キャラ中有数の機動性と、多少強引な攻めも許される耐久力、そしてどのキャラにも引けを取らない近接火力がある。 よって放置されながらも執拗に敵へ張り付き、一瞬の隙をみつけて攻撃をねじ込んだり、あるいは味方に援護を送ったりするのが系列を通じての基本戦術となる。 色物な外見に反し、戦い方は堅実と言うか、基本に忠実に戦うことがそのまま強さになるため、実は初心者にも結構向いたキャラでもある。 - [ 系列機 ] - 第六工廠八式壱型甲 景清 「風」 風は疾風、疾きことの。 その身朽ち果て魂は、修羅を彷徨う慟哭の。 暁の波間に吹き寄せ、吹き来る怨嗟の潮風の、浄化の願いも虚しく明け初めて、雄叫びは松の枝を打ち鳴らす。 その吹き止まぬ震撼は、やがて火星の赤の風、修羅星に荒れる悲嘆の砂嵐。 振り下ろされる烈風の切っ先は、亡者の無念の痛みと心せよ。 商用の景清系列における事実上の基幹機種で、後述する「凬」を改修したモデル。 定位リバースコンバート(ワープ)後の実体化シークエンスを高速化するための改修が施されているのが特徴。 このため定位リバースコンバート後、現地で即座に戦闘を開始することが可能であり、その速やかなることはまさしく「風」の如くである。 メインウェポンは大小二本の太刀で、それぞれ「疾風」「烈風」の銘が与えられている。 兜の立物は所謂「三日月」型(伊達政宗のアレ)。 (ゲーム内性能) 隠し機体である景清にはテムジン系やフェイ・イェン系のような「初期機体」というものは存在しないのだが、性質的にはまさしくそれにあたる二刀流景清。 メイン武器となるRWのカッターは景清の中では比較的ゲージ効率がマシな方で、全キャラ中最強クラスのタイマン性能と生残性を保ちつつ、それなりに射撃援護もこなせる割と器用なキャラ。 とはいえやはりテムジンやアファ系などの他主戦機と比べると射撃の回転率は雲泥の差であり、一発一発を丁寧に、しかし動きを読まれぬよう大胆に撃っていく必要がある。 また攻撃面では後述の「火」に劣る部分が多いため、勝っている機動性や迎撃力、近接のひっかけやすさなどを活かして差をつけていく必要がある。 ちなみにこの「風」と「火」は「光明遍照十方世界念仏衆生摂取不捨(こうみょうへんじょうじっぽうせかいねんぶつしゅじょうせっしゅふしゃ)」なるモードチェンジが用意されている。 これを使うと 残ライフ半減 以後その試合では射撃武器が一切使用不可に 近接攻撃の威力が1.5倍に と言う効果が付与される。見ての通り封印安定である。 前述の通り景清系列のLWは全て同じ武器といってよいが、弾の色と弾の中に浮かぶ漢字がそれぞれ違う。風の場合、LWの文字は「仁」と「義」。 第六工廠八式壱型乙 景清 「林」 立つ木は敵、雨は箭先、月は精剣、山は鉄城。 驕慢の剣を揃え、邪険の眼の光、愛欲貪恚痴痛患闘諍、無明も法性も乱るる敵。 因果の果てに修羅道に堕ちた魂は、血に濡れ林間を彷徨い、今また現世にあらわれ出づる。 安息を忘れた静寂の殺意こそ、「林」に封入された妄執、その悲嘆血涙のなれの果てなのである。 アイザーマン博士の盟友にしてSM-06首魁の一人、ガキバ・マシュー大佐が率いた特殊邀撃部隊仕様の景清を模したモデル。 マシュー大佐は通称「海賊艦隊」ことマシュー艦隊の長であったが、VRパイロットとして前線に赴くことも度々であった。 景清の運用初期においては特にこの傾向が顕著で、彼は景清系列の戦闘VRを主力とする邀撃部隊を自ら錬成し、トランスAFGとの抗争で大いに暴れまわったのである。 とりわけ彼自ら搭乗した景清がトランスAFG社のレミ・ファンソーラ中尉(16)が駆るTF-14/st と一騎打ちを繰り広げ、オリジンである悪七兵衛景清さながらの「錣引(しころひき)」までして見せた(*4)戦いは非常に有名となった。 この時マシュー大佐はロッド状の掘削モジュールを大槍さながらに振り回して戦ったのだが、後に部隊内ではこのロッドを正式兵装として昇華した「双林乃霊槍」が配備されることになった。 この邀撃部隊はその後もトランスAFGとの抗争で活躍するが、激しい戦闘の最中であっても必要とあらば速やかに静止し、密やかなる静寂の内に次なる一手を繰り出すその様は「徐かなること林の如し」とたたえられた。 兜は烏帽子型の兜で、前立に菱形の意匠がある。 (ゲーム内性能) 名前に反して景清の中でも一際攻撃的なキャラで、特に威力と範囲を兼ね備えた近接攻撃が強い槍持ち景清。 おまけに機動性・運動性も最高クラス、耐久力にも不足はない上、景清にしてはめずらしくマトモなビーム射撃である立ちRWまで備えるというバランスの取れたキャラ ……かと思いきや、肝心のRWの有効射程がとてつもなく短く、また相殺強度が低すぎて大抵の射撃に撃ち負けてしまうため、実質的には近距離専用の射撃武器となってしまっている。 このため結局は張り付き戦術主体になるのだが、機動力のある敵には放置されがちな上、戦術が固定されていて景清の中でも特に動きを読まれやすく、できることなら相方にも協力してもらって乱戦気味に戦いたいところ。 LWの文字は「礼」と「智」。 第六工廠八式壱型丙 景清 「火」 現世によみがえった景清の妄執に、安住の地はありえない。 「火」の型に封入されたその複製は、三毒の一つ、瞋恚に引かれて烈火の炎と化し、ただただ修羅の有様を伝えるべく火星の大地を駆け抜ける。 手にする焔乃剣から繰り出される打ち込みはまさに激越の一語、強さもまた悲しみの一つだと知る戦士にのみ体得し得る奥義である。 火星戦線における運用を前提としたモデル。 生産ラインは主にSM-06が火星圏に建造したプラントに設置されており、その配備先もマシュー艦隊の火星部隊、あるいは火星戦線で限定戦争を営む各勢力が殆どである。 景清系列の中でも、今最も「アツい」火星戦線における主力機種であることからか、視聴者や関係者への知名度も高く、一部には風よりもむしろこちらの方を基幹機種としてみなす向きも見られる。 メインウェポンは腰に佩いた大太刀「焔乃剣(ほむらのつるぎ)」一本と言う非常に潔い設計になっているが、その戦闘力は他の景清に全く引けを取らない。 兜の立物は、実際に平安・鎌倉時代に用いられていた鍬形の前立。 (ゲーム内性能) 「風」をやや攻撃的にしたような一刀流景清。耐久力は景清中もっとも高く、タイマン性能においては間違いなく最強を誇る。 RWは「風」に似たカッターだが、あちらより威力が下った代わりにゲージ効率が改善されており、攻撃の軸としてだいぶ使いやすくなっている。 景清の中でもある意味最も「らしい」機体であり、強力かつ明快なその性能から愛用するプレイヤーも多い。 LWの文字は「忠」と「信」。 第六工廠八式壱型丁 景清 「山」 松門独り閉じて年月を送り、みづから清光を見ざれば、時の移るをもわきまえず、暗々たる庵室に徒に眠り、衣簡単に与えざれば、膚はぎょうこつと衰えたり。 深山に敗れ落ち延び、両眼の光も失った老骨の武士の前世は如何に、今また戦の中に身を置いて、砕けて散り逝く眼前の敵をも羨む悲嘆の境涯、因業深き強者よ、我と共にあれ。 大薙刀「霊鷲乃薙刀」を主武器とする、木星圏での活動を主眼に置いたモデル。 木星圏には月面のムーン・クリスタル、地球のアース・クリスタル、火星のマーズ・クリスタルに並ぶVクリスタルであるジュピター・クリスタルが確認されていた。 そしてSM-06、というかアイザーマン博士はかねてよりこのVクリスタルの特異性に目をつけており、他勢力に先駆けいち早く木星圏へと進出していたのである。 しかしこれは木星圏に既得権益を持つ地球圏の各勢力を刺激し、彼らの意を受けた武装勢力の襲撃を惹起することになってしまった。 木星圏における緒権益は、かつて木星圏の開拓が試みられ、そして挫折していた時代に根差すものだが、その権益は時を経て多くの権利者にまたがり細分化、複雑化しており、「誰と交渉すればいいのかすらわからない」状態になっていた。 よって政治的・経済的な力によってこの襲撃を抑止するのはほぼ不可能となり、SM-06は自前の軍事力で同地に設営したプラントを守る必要に迫られた。 この為に開発されたのが、景清の木星圏仕様であるこの「山」である。 本機の最大の特徴はVコンバータの主クリスタル質にジュピター・クリスタル由来のそれを用いていることで、この為他の景清とは見た目以上に性質の違う機体に仕上がっている。 木星圏のジュピター・クリスタルと親和性の高いクリスタル質を使用したことで、同地における可動パフォーマンスは著しく高まったが、しかし全く新しい素材を用いた故の必然か、稼働初期には不具合が多発したという。 しかし度重なる回収を受けてその不安定さが解消されると、「山」は全木星圏でその性能を遺憾なくなく発揮。自社プラントの防衛だけではなく、フォースの任務である攻勢結晶構造体との戦いでも大いに有効性を示した。 他の景清とは基礎レベルから異質なVRであるせいか、頭部の形状も系列機とは大きく異なり、頭襟を被った鳥、つまり烏天狗のような意匠となっている。 (ゲーム内性能) 「林」の射撃性能をさらに引き上げたようなちくわ売り薙刀持ち景清。 射撃性能はほぼ「林」の完全な上位互換であり、普通に射撃戦も可能なレベルにまでなっている。 それでいて近接性能もそれほどひけをとらない(出は遅くなったが、威力ではわずかに上回る)という高性能キャラ。 その代償か景清の中では機動性・運動性が低めだが、他機種に比べれば依然として高レベルである。 なにかとピーキーな景清系の中では比較的バランスの取れたキャラであり、対応できる戦術の幅が広く、放置もされにくいため高いタイマン性能も活かしやすい。 とはいえ「ゲージ効率が悪い」「中距離以遠だとやることがない」などの特徴は他の景清同様なので、基本的に粘着気味に攻めていく戦い方が基本となることは変わりない。 LWの文字は「孝」と「悌」。 第六工廠八式壱型戌 景清 「凬」 ※凬は風の古字で、機種依存文字。 千行の悲涙袂を朽たし、万事は皆夢の中のあだし身となりてうち覚めて、今はこの世に亡きものと、思い切りたる乞食を、悪七兵衛景清なんどと呼ばばこなたが答うべきか。 昔に返る己が名の、悪心は起こさじと思えどもまた腹立ちや、赤の大地に吹きすさび、遺恨となりて乱れける。 心の休まる時なし、我が跡弔いてたび給え。 「風」の旧バージョンにあたる機体。 地球圏での運用を主眼にしたモデルで、本来はこちらの方が「風」だったのだが、火星圏への輸出に当たって改良が加えられたモデルが新たに「甲型 風」の名を与えられたため、こちらが「戌型 凬」へと改称された。 両者には細部にも様々な違いがあるようだが、最大の相違点はメインウェポン。 「凬」でも「夕凪」「朝凪」という二振りの太刀を主武器としているのだが、この太刀は連結させることで弓状のビーム砲モジュールへと変形するのである。 (ゲーム内性能) レアな景清の中でもさらにレア(支給率が低い)な弓持ち景清。 「凬」は変換がめんどくさい上に機種依存文字なので、大抵は「旧風」と呼ばれる。 性能はほぼ風と同じだが、TRWの大型カッターとJTRWの2連レーザーが矢(ビーム)連射になっているという違いがある。 死に技に近かったTRWに使い道が出来たのはいいが、置きやギャンブル援護に使えたJTRWは逆に死に技と化してしまっているので一長一短。 しかも「風」の生命線だった立ちRWがなぜか劣化(無誘導になった)しているため、総合的に見ると「風」の劣化版と言わざるを得ない。 設定の時点で旧式なんで当然ではあるが。 LWの文字は風と同じ「礼」と「智」 第六工廠八式壱型 景清 「八島」 データはあったがゲームには未登場に終わった、幻の指揮官仕様機。 『フォース』稼動から15年の時を経て、ハセガワからバーチャロン20周年記念キットとして発売されたことでようやく日の目を見た。 他のバージョンとは違って、TSCが引き取って保管していた完成済みのMBV-08をそのまま改装・改修した機体である。 景清の性能に感嘆したTSCは、自分達が保管しているMBV-08をそれに匹敵する高性能機に改修しようと考えたものの、実現するにはSM-06の協力が不可欠であり、紆余曲折の交渉の末に提携が成立。 ある意味OEM製品ともライセンス生産品と言える形でこの機体は完成した。 パッと見は「火」に「風」のメインウェポンを持たせた感じだが、兜の立物は所謂「大鍬形」と呼ばれる幅広の物であり、意匠も直線的かつ角ばっている。 カラーリングもシャドウVRを意識したかのような感じであり、より怨霊・悪役的なイメージを増した印象が強い。 その性能はTSCの予想を超えて第3世代全体で見ても際立って高く、MARZを相手取った戦いにおいて最終決戦機として投入され、存在を秘匿・温存していたからこそ出来た不意打ちも相まってMARZに大損害を与えた。 項目を立つれど画像を張れぬ著作権ぞ悲しき。成らさで過ぎし心こそ、なかなかアニヲタの絆なれ。なかなかアニヲタの絆なれ。 げに三界は所なし、ただ一空のみ。誰とかさして追記せん。又いかにとか修正すべき。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] プレイヤーにしかわからないかもしれないが、「硬直」に関して記載してもいいかも -- 「山」使い (2018-07-10 09 09 24) ↑硬直やレスポンスといった単純速度以外の部分は、なるべく「運動性」でまとめた方が未プレイの方にわかりやすいかなーと・・・ -- 名無しさん (2018-07-18 18 18 36) 火ってあの赤い奴? 兜の飾りはクワガタみたいな長い角じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2018-09-03 22 43 29) 滅ぼされしサッチェル・マウスのうらみ、忘れたわけではあるまいな~~~ -- 名無しさん (2019-06-05 20 28 28) 名前 コメント
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登録日:2017/08/13 (日) 09 46 57 更新日:2024/04/08 Mon 10 53 40NEW! 所要時間:約 27 分で読めます ▽タグ一覧 13秒だけ待ってやる!! MARZ RNA SM-06 VO4 アイザーマン博士 アイスホッケー オラタン スピーカー スペシネフ チェーンソー バーチャロイド バーチャロン ヒール 一方通行 中二病 公式が狂気 初号機 怨霊 怪奇現象 悪役 斧 鎌 電脳戦機バーチャロン 骨 骸骨 電脳戦機バーチャロンシリーズに登場する汎用人型決戦兵器バーチャロイド。初登場時はエヴァブームだったんです。 初登場は『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム』。 「骨」とも「死神」とも呼ばれる鮮烈なビジュアルイメージの機体で、見た目と言いモーションといい性能といい、過剰なほどにあふれ出すピカレスクに惹かれる中二びょ……情熱的なプレイヤーは多い。 またデザインモチーフには「ヒール」「アウトロー」といった成分も多く含まれており、ヒール系のアイスホッケー選手だったり、チェーンソーを持っていたり、バカでかいスピーカーを背負っていたりと、アメリカンなスクールヤンクのイメージも併せ持っている。 あとどこにパイロットが乗っているのかは永遠の謎とされる。 - [ アイザーマン博士 ] - さてスペシネフの紹介に入る前に、まず知っておいてもらわなければならないことがある。 スペシネフやサイファー/マイザー、景清などのSM-06(サッチェル・マウス)系のVRを語るにあたっては、その開発者であるアイザーマン博士に触れずに済ませることは不可能と言っていい。 現代のファッション界において「シャネル=ラガーフェルドの個性」という認識が、エロゲー界において「Empress=聖少女の個性」という認識が共有されているように、電脳暦の限定戦争においては「SM-06=アイザーマン博士の個性」というのが即ち共有認識なのである。 アイザーマン博士は、Vクリスタル由来の技術研究において古くから活躍していたVR技術、特にVコンバータの研究者である。その来歴は改ざん・消去された部分が多く、ある年代より以前の経歴は判然としない。 しかしその研究レベルの高度さからして、おそらくはかつての0プラントにおいて、V.プロジェクトに携わっていたスタッフの一人であることは確実視されている。 そしてプロフィールを見れば一目瞭然だが、その個性はあまりにも際立ったものである。 OMG(オペレーション・ムーンゲート。初代バーチャロンの舞台となった事故)が勃発したVCa0年に第6プラントに迎えられる。TRV-06系列の機体を使って最先端の実験を繰り返す。 OMG後のFR-08体制下、SM-06と名前を変えた第6プラントで、禁止令を無視して裏でVR技術開発を続ける。 FR-08の顔色を窺う上層部が煩わしくなり、SM-06の実権を掌握すべく外部と組んでクーデターを起こす。 可変機構を導入した初の商用VR『RVR-42 サイファー』を実用化。 究極の人権無視マシン『RVR-87 スペシネフ』を実用化。 火星の先住者「マージナル」と独自に接触し、彼らに勝手に最新型VR『YZR-3900 マイザー39』を供与する。 それを超える新型を作ってみたくなったので、その改良型をマージナルの敵対勢力に供与する。 マージナルが運用していたVRに興味を持ち、その改良型を開発してマージナルに供与する。 新技術を用いた実験を強行した結果、地球圏全域において第二世代型VRを活動不能にしてあわやオラトリオ・タングラムを中止させかける。 パイロットの消耗が激しすぎるスペシネフの運用がめんどくさくなり、『第六工廠八式壱型 景清』を実用化。 倫理観を投げ捨て、ひたすらに自己の欲望に突き進むその姿は、すがすがしいほどに「正しいマッドサイエンティスト」のそれである。 しかも単なる学者バカという訳ではなく、やりたい放題やるためには狡猾な政治的駆け引きさえこなすなど「常識はわきまえないけど、熟知はしている」というタイプのタチの悪い研究者である。 その明快なキャラクター性は、わかりやすい偶像性を好む限定戦争の視聴者層からも、当然のように大人気であったようだ。 とまあこんなキャラなので、当然ながら(メディアミックスの類が好きな)プレイヤーからも大人気の人物。 「やっぱこんなこんな人かな?」 「あんな漢マシンつくってんだぞ、こんな感じに決まってる」 「いや、意表をついてこういうタイプじゃない?」 と人それぞれが「マッドサイエンティスト」に相応しいキャラクターを想像していた。 そしてXBOX360版バーチャロンフォースが発売された時、その愛蔵版においてついにそのビジュアルが公開される。 それは… 画像出典:亙 重郎のツイッターモーメント http //twitter.com/i/moments/883503153143922689 「サイファー:華麗なる一族」より。2017年8月13日確認。 こんな人でした。曰く「並列三躯連環体 アイザーマン博士」斜め上すぎぃ!!! 「え?どの人?」と思うかもしれないが、この3人(あるいは3体)で「アイザーマン博士」が構成されているらしい。グループ名という訳ではなくて、文字通り一つの人格の脳と思考を複数の個体から構成するシステムのようだ。しかも ・Y(左端)とR(右端)は♀個体。 ・中央のZは性別可変。本来は♂寄りの中性体だが、テンションによって♂にも♀にも変動。 ・Zが対人コミュニケーション担当。一人称はぼく。基本はひらがなトークで語尾は「~なの」。 ・超絶気分屋で、ほとんど多重人格に見える。 いかにもセガらしい自重0%で詰め込みまくった属性の数々は、訓練されたチャロナーをして戦慄させるほどであった。 とまあ、以下の記事を読むにあたっては、こんなアイザーマン博士のキャラクターを想起しつつ読んでいただきたい。 RVR-87 スペシネフ - [ 開発経緯 ] - 謎の軍事組織「RNA」の勃興によって、盤石かと思われた地球圏最大の企業国家、「FR-08(フレッシュ・リフォー)」の支配体制は急速にほころび始めていた。 彼らが保有する軍事組織「DNA」は第二世代型VRを配備したRNAの前に敗北を重ね、FR-08体制の一翼を担っていた「DU-01(ダンシング・アンダー)」や「MV-03(ムーニー・バレー)」も斜陽のFR-08の支配から逃れようと画策し始める。 これらの動きに対し、第二世代型ライデンを開発した「DD-05(デッドリー・ダッドリー)」の謀殺で各方面から非難を受けたFR-08が対処を躊躇する内に、事態はどんどん悪化していくことになる。 対するRNA陣営は旧第4プラント「TSCドランメン」とその総帥『アンベルIV』を中心に一糸乱れぬ統率……とはいいがたいがそれなりの統一された意思を保ち、またFR-08陣営からこぼれ落ちた勢力も積極的に吸収して地力を蓄えていった。 旧第6プラント、SM-06もそんな転向勢力のうちの一つである。アイザーマン博士とその盟友ガギバ・マシュー大佐によって乗っ取られたSM-06は、その高い技術力によってたちまちの内にRNAに対する有力なVR供給源となった。 当初SM-06がRNA側に優先供給していたのは『YZR-4200(RNAでのコードはRVR-42)』 サイファー系のVRだったが、FR-08の新総帥となったリリン・プラジナーによって立て直されたDNA側が第二世代型VRを投入し始めると、戦局は必然的にRNA陣営とDNA陣営によるVR開発競争という向きも帯びてきた。 特に数において圧倒的に劣勢なRNAにとって、質の優位性の確保は最優先であり、アンベルIVは陣営の各プラントに対してVRのさらなる高性能化を要請する。 その要請に応えて、アイザーマン博士が新たに開発した次世代主戦機こそが『RVR-87 スペシネフ』であった。 - [ 機体構造 ] - 機体の方向性自体は、やや一撃離脱性能に重きを置いている向きはあるが、基本的にはMBV、いわば主戦機志向のスタンダードなもの。 一方でエンターテイメントビジネスでもある限定戦争において、兵器にやりすぎなほどの意匠が施されることは珍しくないなかでも、RVR-87の場合はこれが特に徹底されている。 ビジネス的な要求からきたものか、あるいは単にアイザーマン博士の稚気によるものかは定かではないが、この機体のキャラクターイメージは一貫して「ヒール」であった。 そのモチーフは明らかに「鎧を着た骨」そのもので、骸骨を意識した各部は一応の剛性こそ確保されているものの、非常識なほどに細く絞り込まれている。特に胴体部などはほとんどフレーム(背骨)しかないような状態である。 この脆弱な構造のため装甲防御力に難がある反面、機動性は非常に高い。特に地上におけるそれは極めて優秀で、アイススケート選手のように地表を滑走して高速一撃離脱戦闘を繰り広げることができる。 主要兵装は大型ビームランチャー『アイフリーサー』。テムジンのMPBLを意識したと思われる多用途兵装で、状況に応じて多様なビーム弾を撃ち分けることができ、また変形することで大型の実体鎌にもなる。 が、なんといってもこのVRの神髄は、背中に搭載された羽型のユニット『EVLバインダー』だろう。 根本的な話になるが、そもそも「物質化したデータ」であるVRの性能の強弱とはどうやって決まるのか。それはVRの物質としての存在精度、即ち「実存強度」に依る。 実存強度が高いVRはそれが低いVRにくらべ、構造材の剛性が向上して負荷限界が上がり、駆動系の精度が向上しパワーとスピードも上がり、装甲の強度が向上して防御力が上がり…といった具合に、すべての性能において優位に立つことができる。 そしてVRの実存強度を決定する要素は大きく二つ。機体中枢であるVコンバータの性能と、搭乗パイロットの「バーチャロン・ポジティブ値」である。 バーチャロン・ポジティブ値とは人間のVクリスタルの人格エミュレート機能に対する耐性…まあ平たく言えば、VRの操縦システムに対する親和性である。 基本的にはこれが高いパイロットほど、より強い実存性を機体に与えることができる。(シンクロ率とかAMS適正とかを想起していただきたい) しかしこの能力は個人の生得的なものであり、後天的に大きく強化することはほぼ不可能であることが判明していた。 よって商用VRの実用化以来、Vコンバータの改良が進む一方で、「何とかしてパイロットのバーチャロンポジティブ値も引き上げられないか」という要求が常に存在した。 アイザーマン博士が開発したEVLバインダーは、この要求に対する回答の一種でもあった。 EVLバインダーは内部にとある特殊素材を充填したユニットで、稼働中はパイロットの精神に対し非常に強力な偏向作用を及ぼすことができる。 この作用によってパイロットの感情が一方向に向け強く単純化されることで、パイロットとVRの仲立ちをする制御OS『M.S.B.S(*1)』の動作が最適化され、疑似的にパイロットのバーチャロンポジティブ値を引き上げることができるという仕組みである。 この補正作用は極めて強力なもので、EVLバインダー稼働中のRVR-87は同世代機と比べても異次元レベルで高い実存強度を実現している。 異様なまでに軽視されたその装甲も、おそらくはこの特殊機能による防御力の補完を前提としたものなのだろう。 が、この一見革新的なシステムには、極めて重大な落とし穴があった。 先述した「強い偏向作用」とは、正確には非常に強烈な「憎悪」なのだが、この負の感情からもたらされる猛烈なストレスにパイロット自身の精神が耐えられなかったのである。 特に技術が不十分な運用初期ではこの問題が顕著で、多くのパイロットが発狂して「パイロット殺し」のあだ名をつけられることになった。 さらにこの感情偏向作用はコクピット内だけにとどまらず、機体を中心とした広域に精神ノイズという形で漏出した。 この作用領域内に入った無防備な人間は重度の精神変調をきたし、そのまま発狂して廃人となるのも珍しいことではなかった。 このあまりに凄まじすぎる作用は、バインダーに用いられている「特殊素材」に起因していた。 Vクリスタル質によって稼働するVRの宿命的な欠陥として、クリスタルがエミュレートするパイロットの精神(場合によっては肉体もろとも)がVディスク内に封じ込められてしまうという「バーチャロン現象」が発生することがある(この際に条件が整うと、VRがシャドウ化する)。 取り込まれた精神体は通常の場合数分と立たずに発狂して消失するが、その断末魔の怨念と憎悪はディスク内に残留思念情報として残り続ける。 この事故は特にVR開発の初期において多発し、結果として、人間の怨念が封じ込められたVディスクが無数に残されることになった。 このディスクはそのままVRに用いるとほぼ確実にシャドウ化を引き起こしたため再利用もできず、かといって貴重なVクリスタル質を廃棄もできないため、ただ死蔵されているだけだった。 もうお分かりだろうが、アイザーマン博士はこの残留思念入りディスクをEVLバインダーの構造材として再利用したのである。 かつての犠牲者達の怨念に満ちたバインダーは目論見通りパイロットの憎悪を爆発的に向上させたが、素材が素材だけに副作用もすさまじかったということである。 - [ 活躍 ] - 「悪鬼のような白い幻影が舷側の間近を通過していった。 その影が近づくにしたがって我々の狂気の度合いも高まり、 それが遠のくにつれて心の影の圧迫度も和らいでいった・・・」 RNA陣営においては最後発のVRであり、しかもその存在が公に確認されたのは実用化からかなり経過してからのことだった。 正確にはそれ以前にもSM-06近辺を通る民間の宇宙船などから目撃の報告はあったのだが、乗員の9割以上が発狂もしくはそのままショック死していたため、数少ない生存者の証言も何らかの異常現象による集団幻覚だと思われていたのだ。 いうまでもなく、彼らはEVLバインダーの精神侵蝕作用の犠牲となった人々である。 やがてDNAとRNAの抗争の頂点である『オラトリオ・タングラム戦役』が本格的に開始されると、RVR-87も秘密のヴェールを脱ぎ捨て実戦へと投入された。 神出鬼没のRNA特殊部隊によって運用されたRVR-87は、甚大なリスクと引き換えに得た圧倒的な超絶性能でDNAのVRを蹴散らす活躍を見せた……という記録は実はあまりない。 まあ単純な話、その圧倒的な性能を考慮してもなお、リスクがあまりに大きすぎたのだろう。 まず、RVR-87の広域精神ノイズは敵味方に関係なくまき散らされるので、無防備でいると友軍も発狂させられてしまう。このためRVR-87を配備した部隊、及びその部隊と協働する部隊は、すべて厳重な精神防護措置を施す必要があり、この処置は当然部隊の運用コストを激増させ、戦略機動性も著しく低下させた。 またRVR-87自体のパイロットも、長時間機体に乗り続けると発狂してしまうので、1機に対して複数の交代要員を用意しておく必要があった。 当時の交代間隔がどれぐらいであったのかは公開されていないが、RVR-87がEVLバインダーを全力稼働させた場合、無敵の戦闘力と引き換えにわずか13秒でパイロットは精神崩壊して発狂し、機体は修理不可能なまでに自壊してしまったという。 通常稼働においても推して知るべし、と言ったところだろう。 勿論DNA側においてRVR-87の圧倒的な戦闘性能と、兇悪にも程がある広域精神侵蝕作用は大いに恐れられたのだが、それ以上に運用者のRNA側も、移動する心霊スポットとでもいうべきこのVRを大いに持て余していた節がある。 現にこの後、限定戦争の審判/コーディネイターにあたる『国際戦争公司』から「EVLバインダーはあまりに無差別な広域殺傷兵器であり、戦争興業においては安全上の問題がある」と戦闘中のEVLバインダーに対するリミッターの取り付けが勧告されるのだが、RNA側はさして抗議することもなくこれを受け入れている。 この措置によってEVLバインダーの稼働率は抑え込まれ、機体の実存強度も通常の第二世代型VRと大差ないレベルにまで下がってしまったが、0になったわけではないにしろパイロットに対する負荷やノイズの漏出なども大きく抑え込むことができた。 このリミッターはパイロットが手動で外し、最大稼働モードに移行することもできた(通称デスモード。フォースでは「NDEセルフ・クラッシャー」へと名を変えている)が、外すと13秒後に廃人となることが確定している恐怖のリミッターである。死か発狂かの2択を迫られない限り使用することはなかっただろう。 リミッター装備によって最大の長所を失ってしまったRVR-87だったが、しかし代償に得られた安定性という利点もまた大きかった。 さらに運用性が上がったことでRVR-87が各地の戦場に出没するようになると、元々義賊・ダークヒーロー路線で売っていたRNAの中においても一際目立つヒール性によって、あっという間に限定戦争の人気機体となる。 しかもそのキャラクター性ならば、「ありあまる憎悪でパイロットを廃人にしてしまう」「広域精神侵蝕作用で周囲に怨念をまき散らす」「その兇悪さのためにリミッターが取り付けられた」などといった兵器としてのマイナス要素(弊害)も、視聴者の興奮を高めてくれるプラス要素(セールスポイント)へと転じたのである。 - [ ゲーム内性能 ] - 短距離だが高速な地上ダッシュ、劣悪な空中機動性、高威力・高誘導だがゲージ効率が激悪な武器と、色々と特徴的な要素がつまった軽量機体。 最大の長所は何といっても武装の強力さで、圧倒的に悪いゲージ効率を考慮してもなおおつりがくるほど。 本体の高速性と相まってリードを守りやすい上に逆転もしやすく、攻めるも守るも自在の立ち回りが可能で「主導権を握っていく能力」が極めて高い。 地上攻撃の硬直をバグ技であるスーパーキャンセルである程度ごまかせるため、大技も割りと撃ちやすい部類。 基本戦法は比較的単純で、鬼追尾LWとRTLW(通称小玉と大玉)を撒いて、本体とのダブルアタックを仕掛けるというもの。RWとCWも、玉を気にしてミスを犯した敵をぶちぬくのに最適な性能となっている。 壁を抜ける上に縦に長いので単純なジャンプ回避を許さないRTCWや、弾速と回頭性が高く、同じ方法に走ってたら諦めるとまで言われる斜めスラCWが驚異的。 この単純だが完成された戦法のおかげで、玉をものともしない相殺性能を持つ一部のキャラ(グリ坊とかエンジェランとか)を除けばほとんどの相手に有利を取ることが出来る。 特にオラタン屈指の強キャラであるライデンに対してとても相性がよく、この点も高く評価されている。 一時期ライデン側は「どーせハメ殺されるんだし、開幕で脱衣してワンチャン勝負」というパターンまで研究されていたほど。 ただしゲージ効率という一点が強烈なボトルネックとして働いているので、この欠点をうまくカバーできるかどうかがスペシネフ乗りの指標と言える。 間違いなく全機中1、2を争う強キャラだが、機動力の根幹を支えている「スライド撃ち」と「漕ぎ」がツインスティック操作でないと非常にやりにくいのが困ったところ。 この為(ばかりでもないが)箱版ではやや地位を落としているが、それでも最上位の一角という地位は譲っていない。 - [ 派生機 ] - 一方通行専用スペシネフ“Rusty Blood” ファッ!? コラボ作『とある魔術の電脳戦機』に登場したバリエーション。名前はゲーム版から。 小説版ではアイフリーザーの精神干渉力を対人向けに振るって情報収集に役立て、ゲーム版では彼の能力「ベクトル操作」の応用攻撃を使用出来る。 ちなみに機体からの怨念はあえて機能向上のため増幅させた上で、OSとミサカネットワークを併用して抑制しているそうな。 YZR-XIII Sin スペシネフ13「罪」 - [ 開発経緯 ] - RNA陣営の一角としてオラトリオ・タングラム戦役を迎えたSM-06だったが、トップであるアイザーマン博士も、その盟友にして軍部の統括者であるガキバ・マシュー大佐にしても、協調性がないという点では人後に落ちない二人であった。 アイザーマン博士は他プラントに協議どころか配慮すらせずに好き勝手に実験を繰り返すし、FR-08への憎悪に燃えるマシュー大佐もRNAの都合も顧みない独自の作戦をとってひんしゅくを買うといった有様で、結果的にSM-06はRNA陣営内においてすら孤立気味となっていった。 しかし時代はむしろ、彼らの姿勢に対して追い風となる方向へと向かっていく。DNA陣営の重鎮MV-03が、FR-08の支配下にある地球圏を疎んで独自に火星圏へ進出したのを皮切りに、各プラントがそれぞれの思惑で火星へと進出し始めたのである。 DNAとRNAという二大陣営の総力戦だったオラトリオ・タングラム戦役は地球圏でまだ続いていたが、その実それを構成する各プラントは、それぞれが独立し割拠する戦国時代へと移りつつあったのである。 そんな移り変わりから、SM-06が開発していくことになる第三世代型VRは、以前のようなRNA向けというよりはむしろ自社の軍事部隊(限定戦争用含む)向けのVRが中心となっていった。 YZR-XIIIもそんな自社部隊向けのVRの一つで、RVR-87を更新すべく開発された第三世代仕様機である。 しかしSM-06は最終的に三機種の第三世代VRを開発しているのだが、実はYZR-XIII系列はこの中では最も後発の機体になっている。 開発が後回しにされた理由は複数考えられるが、まず第一はRVR-87系列の根本的な運用コストの高さだろう。 限定戦争仕様のリミッターで制限されていたとはいえ、EVLバインダーの兇悪な精神侵蝕作用はなお残っていたので、パイロットの交代要員といい、部隊への防護処置といい、手間のかかるVRであることには変わりはなかった。 現にSM-06が月面施設の一部を再び制圧した時、施設の自衛の必要に迫られたアイザーマン博士は、既存のRVR-87の運用体制を整えるよりも安くつくという理由で新型VR・景清を開発、その生産ラインを新設している。 既存機の配備よりも新型機の開発・生産ラインの設置・運用体制の確立の方が楽だというのだから、その根本的な厄介さが知れようものである(ただし新型機に関しては、単に博士が作ってみたくなったからだという説もある)。 また二つ目の理由だが、どうやらRVR-87はMBV-707系列同様、他の第二世代型VRと違ってマーズクリスタルの影響下でも稼働できた可能性が高いのである。 これはEVLバインダーから発生する悪性の精神ノイズが、通常の第二世代VRを稼働不可能にしてしまうマーズクリスタル由来の攻性侵蝕波を相殺してしまうためである。 この現象が一般レベルで確認されたのは第三世代機であるYZR-XIIIに移行してからだが、RVR-87のEVLバインダーも後継機のそれと原理的には同一のものであり、同じことが出来たはずである(VR本体各部のフィルタリング機構がない分、効率は落ちただろうが)。 このためRVR-87を急いで改良する必要性が薄かったのではなかろうか。 しかし一方で、EVLバインダーの関連技術には高い将来性が認められていたのも事実である。 確かにRVR-87のそれはリスクが大きすぎて実用性に欠ける代物だが、工業技術の常として、改良によってリスクを低減し、効果をより高めることができるかもしれない。 そうした観点から、RVR-87の次世代型であるYZR-XIII系列機は、主にEVLバインダーの改良と発展に力を入れたものとなっている。 - [ 機体構造 ] - 外見からもわかる通り、基本的にはRVR-87の構造をそのまま踏襲しており、EVLバインダーを除けば大規模な技術的発展はない模様。 前述のとおりYZR-XIII系はEVLバインダーからの精神ノイズによる相殺効果のために、他の第三世代機と異なりVコンバータの対攻性侵蝕波フィルタリングを必要としていない。 しかしもう一つの第三世代標準装備である定位リバース・コンバート対応機能は持っているため、結局のところ他の第三世代機同様、その最大の特徴であるハイブリッドVコンバータを装備しているものと思われる。 武装・運動特性などの基本要素はRVR-87同様だが、リミッター装備状態の同機の耐久力にかなり問題があったことの反省からか、装甲がいくらか強化されている。 とはいえ見た目の装甲厚はほとんど変わっていないので、これはバインダー改良の副産物で強度が向上しているのかもしれない。 基幹モデルであるSinはRVR-87の武装特性をそのまま継承したモデルであり、主武装の『アイフリーサー13』は鎌装備のCタイプ。 そして最大の特徴であるEVLバインダーは、新機構『アンデッド・コンバータ』を搭載した新型バインダーとなった。 これはEVLバインダーの増強機能で、戦場において周囲の戦死者が放出する断末魔の残留思念を吸収して、本体の出力に転換するというものである。 さらにこの機能によって依代となるEVLバインダーの実存強度が恐ろしく向上しため、高速射出することで一種の運動エネルギー兵器として使用することも可能となった。 この複合機能バインダーは『EVLスクリーマー』と名付けられ、Sinの象徴的な機構となっている。 - [ 活躍 ] - 当時の各プラントの自立化傾向に伴い、それぞれのプラントが自前のVRで自社部隊を武装させ始めていたが、SM-06の軍事部隊が主力機としたのはむしろマイザー系列、あるいは八式壱型系列のVRであった。 EVLバインダーを持つYZR-XIIIは相変わらず運用性に問題点を抱えていたので、通常の使用はやはり厳しかったようである。 特に八式壱型は「運用性がまともなスペシネフを」というコンセプトで開発されたこともあり、社内部隊におけるMBVの地位をYZR-XIIIから奪ってしまっていたのだ。 そんな事情から、YZR-XIIIの配備先はマシュー大佐直轄の「海賊艦隊」こと「マシュー艦隊」の特殊VR部隊に集中することになったようだ。 これは神出鬼没の強襲攻撃を旨とする宇宙艦隊で、主に攻撃用途で用いられる。そのため「攻撃側の自由」を行使することが容易となり、事前準備に手間のかかるYZR-XIIIの運用コストを下げることができたのだろう。 短期間に機動力と火力を注ぎ込む強襲運用もYZR-XIIIの性質に極めて合致したものであり、マシュー艦隊の特殊VR部隊においては確かな地位を築くことに成功している模様。 が、導入されたYZR-XIII基幹モデルの機能であるアンデッド・コンバータにまたしても問題が発生した。この場合機能的な意味ではなくて、倫理的な意味での問題である。 そもそも限定戦争はエンターテイメント興業の一種でもあるため、運営・放送に当たっては一応のレーティング規定が設けられ、不要な残虐行為や過度の暴力性が規制されている。 しかし「死者の魂を吸い取って力にする」というシステムは、この倫理的規定に触れるのではないか、という物言いがついたのである。 紆余曲折の末、基幹モデルはその名称の末尾に、人道的に問題のある機体であることを示すためにThe Sin、即ち「罪」とつけることで落着した。 とはいえこれは、実際的な意味ではなんら規制として働くわけではない。というか限定戦争自体がエンターテインメントビジネスである関係上、スペシネフ系列のキャラクター性を考えればむしろ宣伝効果にしかなっていない気がするが… - [ ゲーム内性能 ] - 字(あざな)にある罪の読み方は「ざい」。スペシネフ系の初期機体だが、オラタンスペとはかなり方向性が異なる。 まずスペシネフ独自の特徴的な機動特性自体は変わっていないのだが、速度自体が他機に比べ(相対的に)低下している。 逆に装甲値はほんのりと上昇しているが、テムAやアファ系、景清などのライバル主戦機に比べると心もとないレベル。 攻撃面でも立ち回りの軸であったLWの誘導、持続性が劣化し、本体の機動性が下がったこともあって基本戦術であったLWとの疑似ダブルアタックが有効ではなくなってしまった。 またCWも鎌からの衝撃波ではなくアファCのマチェットのような羽ブーメランになり、火力も下がった。 とはいえ、一転して弱機体に転落したというわけでは全くない。機動性が落ちたスペシネフにとって2on2という形態は追い能力を大きく低下させたが、全体的には明らかにプラスに働いた部分の方が多い。 立ち回りの基本となるのは、やはりLW。疑似ダブルアタックには使いにくくなったが、援護用の武器としては非常に優秀。高弾速で対空性能が極めて高いCWも、うかつな動きをした敵にぶっ刺しやすい。 この援護力を武器に相手チームの片方を引っ張りつつ、高い迎撃性能によって削っていくのが主な戦術となる。 オラタン時の徹底して追い殺す機体から、一転して迎撃主体の渋い機体となったが、そのタイプとしては極めてマッチした武装と機動性をもち、強い上にチームとしても安定した戦果を残しやすい。 あえて弱点を挙げるなら、劣悪なジャンプ性能と大きめの硬直のせいでダブルアタックがややつらいという点と、中程度のダメージをコンスタントに稼ぐ機体なので逆転力がそこまで高くないことあたりか。 - [ 系列機 ] - YZR-XIII War スペシネフ13「戦」 攻撃機的な運用を想定した派生機体で、EVLバインダーは出力増強に特化した可変タイプを搭載している。アイフリーサー13は斧型のAタイプ。 このEVLバインダーには「マントラ・オーバードライブ」なる特殊機構が搭載されており、パイロットの憎悪をさらに増強することができる。 このためある意味ではRVR-87の正当な後継機と言えるが、Warの場合はバインダーによって得られた出力を攻撃性能に全振りしているらしく、VRのものとしてはけた外れの高出力を誇るソードウェーブをから放出することが可能となっている。 (ゲーム内性能) 字は「せん」と読む。単発ビーム・縦ソード・玉の三点セットを持つ、オラタンスぺのガン攻めスタイルを顕著に受け継いだ機体。低速・鬼誘導のLWが復活したため、オラタンさながらの疑似ダブルアタックが可能になっている。 装甲は罪と同じだが、機動力は若干低下している。また前方向に進んでいかないと肝心のCWが機能しないので、防御・迎撃性能は罪に比べてやや低い。 ゲージ効率の問題で援護性能も劣るが、引き換えに得た攻撃性能は圧倒的で、文句なく強機体の一角に挙げられる。 その痛快なスタイルのおかげで愛好者も多いが、スぺシネフ13の中でも一際逃げ性能に不安があるため、ダブルアタックに対して非常にもろい点だけには注意がいる。 (Xbox360版) 箱◎版最大の問題児。アーケードにおける戦の地上斜め前CWは当たり判定が見た目と一致しておらず、高威力・高弾速・高誘導だが総合的な命中率はそれほどでもないという武器だった。 しかし箱版ではこの当たり判定が修正された上に、全体的な調整の結果として誘導性もさらに強化。高威力・広判定・高弾速・強相殺・鬼誘導・射程無限というフォース屈指のトンデモウェポンとなってしまったのである。 このあまりにも突き抜けすぎた命中率のせいで、プレイヤーマッチで選ぶと下手すれば切断される恐れすらあるほどの厨キャラと化した。 対策が進んできた現在では流石にかつてほどの絶対性はなくなった(あとテムAの兇悪さがクローズアップされてきたので目立たなくなってきた)が、それでも中級者ぐらいまでの試合ではぶっちぎりで凶悪な機体であること変わりはなく、愛機とするには鋼の心が必要となる。 しかもそのレベルでの戦対策とは「ダブルアタックに極端に弱い点をついて、相方ガン放置のダブルアタックで抹殺する」という身も蓋もない戦術なので、初心者が下手に使うと「戦使いに人権なんぞねぇ!」と言わんばかりの血も涙もないダブアタを受けてひとたまりもなくレスキュー待ちとなる可能性が高い(そして起き際に粘着される可能性も極めて高い)。 色々と業が深すぎる機体であり、プレイヤー的な意味ではこっちのほうがよっぽど「罪」である。 YZR-XIII End スペシネフ13「終」 敵VRの火器機能機能阻害に特化した特殊な派生機体。EVLバインダーは砲システムを兼ねた特異なモデルを搭載している。アイフリーサー13はチェーンソー型のBタイプ。 このEVLバインダーには「ヴードゥー・ベクター」なる特殊装置が内蔵されており、バインダー内で生成した特殊なエネルギー弾「ソウル・クラッシャー」を攻撃用に射出することができる。 この攻撃を受けたVRは、装備する火器系統が機能不全を起こして使用不可能になってしまう。 このシステムの原理についてはキットが出てないのではっきりしないが、おそらくはEVLバインダー内の残留思念による攻性侵蝕波によって、敵VRのM.S.B.Sに動作不全をもたらすタイプの武装だと思われる。 いわばファイユーヴの「メロメロビーム」こと『エモーショナル・アタック』と同タイプの武器なのだろう(こちらの方はどう考えても「メロメロ」といったものではないだろうが)。 明らかに高度な技術によって成り立つこの機能にリソースを割いているためか、本体の火力自体は他の系列機に比べてやや低め。とはいえ、火器の機能停止というのは戦場においては致命的な事態である。 ソウル・クラッシャーによって火器を封印し、無防備なVRに対してチェーンソーによる容赦ない接近戦を仕掛けてくるこの機体はただでさえ過酷な火星戦線における恐怖の的であり、むしろ他の系列機よりも恐れられていたほど。 (ゲーム内性能) 字は「つい」と読む。基本は援護特化型スペだが、援護武装がダメージではなくデバフに特化しているのが特徴。 TRW射撃でスリップダメージ+近接攻撃を封印、CW射撃で各射撃兵装のうち一つ(TCWではすべての射撃兵装)を封印する。ターボを除くCWはハーフキャンセル可能。 攻撃を封印する効果自体はそれなりに強力なのだが、基本的に敵武器の三種のうちの一つしか封印できないので、相手にもよるが最終的な抑止効果はそれほど高くない。(TCW射撃であればすべての射撃武器を封印できるが、ダウン値が低めで硬直も大きめなため反撃や横槍を受ける危険もある) 加えて火力不足があまりに深刻なので、どうしても総合的には弱キャラのそしりを免れない。 武器を除いた基本性能自体はスペシネフ系列で最も高く、近接性能も強烈なので、相手が攻めてこざるを得ない状況になれば相当強いのだが、基本はガン放置されると思って間違いない。 僚機がDAをさばけないとどうしようもないので、相方選びがとってもだいじ。 とは言えCW自体は当たると脅威になるのは間違いないので、しっかり当てていってこちらを向かせることができれば、連鎖的にその性能を発揮していくことも不可能ではない。 また状態異常武器の例にもれずCWはダウン中の敵に当てても有効なので、射程内での敵のダウンを察知したら欠かさずに打ち込んでおきたい。食らった人も「死体撃ちかよ!」と怒らないでいただきたい。 「悪鬼のような白い幻影が項目を追記・修正していった。その影が近づくにしたがってアニヲタの狂気の度合いも高まり、それが遠のくにつれて心の影の圧迫度も和らいでいった・・・」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 竹さんがイラスト書いてたことが一番の驚き -- 名無しさん (2017-08-13 19 56 29) アイザーマン博士…こんな機体を作る発想が生まれるからああいう形になれるのか、ああいう形だからこんな機体の発想が生まれるのか… -- 名無しさん (2017-08-13 21 15 43) 最近ブラッドボーンやってたから「ほおずき」を思い出した。 -- 名無しさん (2017-08-13 21 19 07) にしても「頭脳が足りないなら複数用意すれば良いじゃない」を地でいく博士だなぁ… -- 名無しさん (2017-08-15 14 19 11) ブキヤのスペシネフはフォルムがクソカッコいい反面パーツが鋭利すぎてポーズ変える度に何処かしら怪我する… -- 名無しさん (2017-08-16 10 01 47) どこに乗ってるか問題はMSBSだからで誤魔化せる -- 名無しさん (2017-08-16 11 32 46) 死んだ人間の怨念を利用するのはむしろ普通は無駄になるエネルギーをリサイクルする機構として見ればアリのようにも思える -- 名無しさん (2017-08-16 12 14 06) 一方通行が怨念の制御に使ってるのは能力じゃなくてネットワークの方か。人の内面に作用するエネルギーだからそりゃそっちの方か -- 名無しさん (2017-08-24 13 14 49) オレは博士ってドクターバイルみたいな雰囲気の正統派クソジジイ博士と思ってた。 -- 名無しさん (2018-10-13 13 09 31) 禁書VOにおいても最強の一角。武装がどれも優秀なのに加え、VWのブラックホールが強すぎる。 -- 名無しさん (2019-03-12 21 12 34) 名前 コメント
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電脳戦機バーチャロン フォース 項目数:42(32 + 5 + 5) 総ポイント:1250(1000 + 125 + 125) 難易度:★☆☆☆☆ DLC:3rd Operation (¥515) ~125 ★☆☆☆☆ DLC:4th Operation (¥515) ~125 ★☆☆☆☆ 価格:1,944円 下位互換未対応のため 360ストア終了後DLC未購入者はDLC実績(250G)解除不可になる アーケードモード及びミッションモードの実績は、難易度変更やEX OPTIONのON/OFFにかかわらず解除される。 デフォルトでは難易度的に厳しいので、これらを使ってEASYモードにした方がいいだろう。 操作に慣れてしまえば特に難しい実績はない。 実績解除重視でプレイすればコンプまでに実プレイ時間4~5時間程度。 M.S.B.S. ver7.7X ゲーム起動 20 Issy/H-AT/R_sgt トレーニングモード チュートリアルのいずれかをプレイ 20 Defeat VR アーケードモードで敵VRを撃破 20 Winner Ver. 01 アーケードモードで全敵機完全撃破し勝利 50 Winner Ver. 02 アーケードモードでタイムアップ勝利(ヤガランデ、アジム&ゲラン戦は除く) 50 Winner Ver. 03 アーケードモードで敵リーダー機を撃破し勝利 50 Rescue Dash アーケードモードでレスキューダッシュを行い自機のライフを配分 30 Restore VR アーケードモードで動作不能の僚機を復活 30 JAGUARANDI アーケードモードでヤガランデ撃破 100 AJIM GUERLAIN アーケードモードでアジム&ゲラン撃破 100 Jupiter アーケードモード クリア後のエンディングを最後まで見る 20 10 Discs アーケードモード/ミッションモードでディスクを10枚発見 30 10 Crystals アーケードモード/ミッションモードでクリスタルを10個発見 30 Start 1st Operation ミッションモード 1st Operation開始 20 5 missions clear [1st Operation] ミッションモード 1st Operationの5種類のミッションをクリア 20 1st Operation Complete ミッションモード 1st Operationを全てクリア 20 Start 2nd Operation ミッションモード 2nd Operation開始 20 5 missions clear [2nd Operation] ミッションモード 2nd Operationの5種類のミッションをクリア 20 2nd Operation Complete ミッションモード 2nd Operationを全てクリア 50 VR Beginner 機体支給総数5機 20 VR Hunter 機体支給総数10機 30 VR Collector 機体支給総数20機 30 VR Mania 機体支給総数30機 30 Create AI VR AI僚機を作成 10 Train AI VR AIポイントを使用しAI僚機を強化 10 Play with AI VR AI僚機とともに出撃 10 First online match オンライン対戦をプレイ 20 5 online matches オンライン対戦5試合 20 10 online matches オンライン対戦10試合 30 15 online matches オンライン対戦15試合 30 20 online matches オンライン対戦20試合 30 30 online matches オンライン対戦30試合 30 3rd Operation 1 missions clear [3rd Operation] ミッション1をクリア 1 2 missions clear [3rd Operation] ミッション2をクリア 2 3 missions clear [3rd Operation] ミッション3をクリア 3 4 missions clear [3rd Operation] ミッション4をクリア 4 3rd Operation Complete ミッションを全てクリア 115 4th Operation 1 missions clear [4th Operation] ミッション1をクリア 1 2 missions clear [4th Operation] ミッション2をクリア 2 3 missions clear [4th Operation] ミッション3をクリア 3 4 missions clear [4th Operation] ミッション4をクリア 4 4th Operation Complete ミッションを全てクリア 115 以下、公式ブログより転載。※は追記。 (http //vo-force360.sega.jp/) 攻撃 敵ロボットをロックオンしてから攻撃 RWでけん制 ジャンプ→すぐキャンセル着地。ジャンプ後、しゃがみ入力で出来る。これで敵ロボットを補足する。旋回も使用。 攻撃→ターゲット変更→攻撃 ダブルアタックされていたら回避に専念する 他にも色々とあるが、これらがひとまずできればいい。 ●Issy/H-AT/R_sgt チュートリアルはいずれか一つでOK。 最初から全て選択可能なので、いきなり最終試験をやっても構わない。 ●アーケードモード系 難易度不問。EX OPTIONを使用しても解除可能。 経験者でないとNORMALはかなり難しいのでEASY、VERY EASYを推奨。 ●Winner Ver. 01 僚機が相手リーダー機にトドメをさしてしまうことがあるので注意が必要。 相手リーダー機の体力が少なくなったら、「レスキューせよ」の指示で味方にレスキューダッシュをさせてその間に相手を倒すとやりやすい。 時間設定をDEATH MATCHにしておくとさらに楽。 ※完全撃破とは、簡単にいえば相手の2機のうちリーダー機を後に倒すこと。勝つのは1ラウンドだけでいい。 ●Winner Ver. 02 時間設定を60にすると楽。 ある程度ダメージを与えたら逃げ回りつつ僚機にレスキュー要請すれば確実。 ●Restore VR 新規でAIを作成し、最弱状態のままアーケードモードをプレイすると僚機が動作不能になりやすい。それを復活させればOK。 ●JAGUARANDI、AJIM GUERLAIN どちらも強いがコンティニューすると弱体化するので何回かコンティニューすると倒しやすくなる。EX OPTIONと組み合わせれば瞬殺も可能。 ※アジム&ゲランはクリスタル形態の時以外はほぼダメージを与えられないので、初心者は注意してほしい。 ●Jupiter スタッフロールを途中でスキップすると解除されない。必ず最後まで見ること。 ●10 Discs ディスクはAIパートナーを連れた状態でないと出現しないので注意。 ※クリスタルやディスクはフィールドのどこかにランダムであるので、動きまわったほうが出現する可能性が高い。 ●ミッションモード(追加DLC含む) クリアさえすれば評価は何でもよい。 2nd Operationの後半など、難しいミッションではEX OPTIONの使用を推奨。 ●機体支給総数 同じ機体が被っても1カウントされるので、「支給を受けた回数」となる。 クリアさえすれば必ず1は支給されるので簡単なミッションを繰り返しプレイしても可。 ミッションクリア実績と合わせて解除すると楽。 ※機体の支給について 機体支給の効率だけを考えれば、EX OPTIONを最大にして2nd OPERATIONの 「06 第一級特令 戦闘結晶構造体邀撃」もしくは「10 超一級特令 多重ヤガランデ邀撃」をプレイし続けるのがよい。 EX OPTIONをONにして倒すとA評価で頭打ちだが、機体3機が支給される(まれに4機の時も)。 うち1機は使用機体の色違いなので、実質2機が新しく支給されることになる。 カラーについては、全て(シャドウカラー除く)が出尽くした後はノーマルカラーが支給されるようになるので、目安にするとよい。 シャドウカラーを出すには、自機のSync Ratioが101%になるまでやり込む必要があり。 また、協力プレイでミッションをクリアすると、自機の色違いの代わりにパートナーの使用機体が支給されることがある。 機体コンプを目指すのであればフレンドの協力を仰ぐと効率がよい。 所持している機体が重複して支給されることが多いため、機体コンプにはある程度の根気+運が必要である。 ※「06 第一級特令 戦闘結晶構造体邀撃」にて自機にVOXテツオを使用。AIにスペシネフなどを選び、 開幕直前にロックを切り替え(アジム側に)てTCW。これだけでアジムをゲーム内時間2秒前後で倒せるので効率が良い。 ※追加ダウンロードコンテンツの3rd Operationと4th Operationを導入する事により機体支給の効率は大幅にアップする (倒した系統の機体が確実に支給される、支給台数が多い)ので、どうしても出ない機体がある場合は購入するのも良いだろう。 ●オンライン対戦 ランクマッチ/プレイヤーマッチのどちらでも可。 勝ち負けに関係なく、試合を最後までプレイすればOK。 ※同じメンバーで連続で試合をしてもカウントされる。 ※裏技等 ソフト起動時にAボタン押しっぱなしで、起動音「セーガー」。 フェティッシュ解放コードの適用方法は、自機選択画面でフェイ・イェンorエンジェランを選び、LT。 フェイ・イェンは4段階、エンジェランは3段階で胸パーツを変更できる。 アーケードモードを始める際に、EX OPTIONをOFFにしてLBLTを押したままスタートすると、真アーケードモードに入れる。
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登録日:2016/02/03 Wed 22 01 40 更新日:2024/03/24 Sun 20 41 33NEW! 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 GET READY! MARZ SRW参戦 VO4 オラトリオタングラム スパロボ ドム バーチャロイド バーチャロン ライデン レーザー 折笠愛 漢の機体 電脳戦機バーチャロン 飯塚昭三 「電脳戦機バーチャロン」に登場するバーチャロイド(VR)で、テムジン(電脳戦機バーチャロン)に並ぶもう一つの主役機とも呼べる存在。 一撃必殺のレーザー搭載という漢らしさ、重厚でありながらも細身というスタイリッシュなマッシブさがステキな重量級VRで、なぜかアファームドと並んで、昔から女性プレイヤーの愛機率が高い(気がする)。この人とか某コラボでのこの人とか。 テムジンがゲーム内での看板なら、ライデンは外部作品における看板であり、ドム愛好会ことS.H.B.V.Dの活躍は小説やムック本で知っているチャロナーも多いことだろう。 OMG:HBV-05-E ライデン -[ 開発経緯 ]- MBV-04『テムジン』と並び、DN社が開発した商用としては最古のVR(限定戦争と戦闘VRの由来に関してはテムジン(電脳戦機バーチャロン)の項を参照)。 商用VRの開発当時、その基本的な運用法としては、衝撃力を担う前衛型と火力を担う支援型との2機種からなる編成を構想していた。 前者であるMBV(主力戦闘バーチャロイド)として開発されたのがテムジンであり、後者であるSAV(火力支援バーチャロイド)の役を担うべく開発されたのがこのライデンとなる。 基本構造自体は、XMU計画の5号機であるXMU-05が流用されている。 XMU-05はもともと大重量装備を想定した頑強な構造を持っていたので、当初開発は非常にスムーズに進んだ。が、試作機に兵装が施される段階になって大きな問題が発生する。 武装として想定されていた手持ち式の指向性弾芯内包型ビームランチャー(バイパーIIのCWのようなものか)であったが、この威力がどうにもパッとしなかったのである。 打撃火力を担うSAVにとって火力不足は存在意義にかかわる問題であり、慌てて代替装備が探されることになった。 ここで騒ぎを聞きつけたDN社上層部が、一つの提案を持ってくる。 当時DN社では調達を途中でキャンセルした巡洋艦の部品を抱え込んでいたのだが、この中の短射程対艦レーザー砲『Ali-02a』を試作機に使用してはどうか?というのだ。 当然ながら開発スタッフは大反対だった。Ali-02aが「高出力ながら小型軽量」を売り物にしているとはいえ、それはあくまで艦載砲としては、の話。 いくら大重量装備を前提としているとはいえ、全高15m程度の試作機に収まるようなものでは到底ないし、無理に搭載しようとすれば機体を作り直すレベルでの再設計が必要となるのは明らかだった。 が、上層部はあくまでもこれに執着する。「処分品だからコスト安いし、威力もちゃんと高いだろ!文句ばっかり言ってないで作り直せ!技術者魂を見せろ!」と強要。 開発部はこれを容れざるを得なかったが、上層部はさらにこう付け加えることも忘れていない。「でも納期は変更なしだからな」と…。 開発部はまさしく地獄と化し、昼夜を分かたぬ殺人的な突貫作業で再設計が進められた。 しかし当時の0プラントのスタッフはまさしく精鋭というに相応しく、この無茶苦茶な要求に見事応えて機体の再設計を行ってしまったのである。 そして完成したVRの性能は驚くべきものだった。 両肩部に搭載された主砲であるレーザー砲の威力はまさしく規格外の火力を誇り、それを支える機体本体も頑強、重装甲そのもの。それでいて機動性の低下も許容範囲内に収まっていた。 最早その性能は単に火力支援を担うSAVの枠を超えていると判断され、SAVの火力とMBVに近い機動性をもったVR、すなわち「Heavy Battle Vituaroid:重戦闘バーチャロイド」という新区分が用意された。 ここに数々の伝説を生み出していく「HBV-05-E ライデン」が誕生したのである。 -[ 機体構造 ]- 火力と装甲防御力において第一世代VRでも屈指の機体であり、かつ構造も堅牢で、整備・運用面でも特に他のVRに劣る部分は見られない。 凄まじい突貫作業の果てに生み出されたVRにもかかわらず、兵器としての完成度はある一点だけを除いて極めて高い。 主兵装であるAli-02r(ライデン用になって型式番号が変わった)レーザー砲は、他に搭載する場所がなかったことで肩部に内蔵されている。 その威力ははさすがは艦載兵器と言うべきか、VR用の火器としては異次元の破壊力を持っており、最大出力モードならば地表面から軌道上の衛星を破壊することすら可能なほど。 その大重量を相殺するため脚部にはバラストを兼ねる重装甲が施されているが、大重量を前提としたスケルトン(VRのフレーム)はこの負荷にきちんと耐え、重心自体は低い位置にとどめられている。 副兵装として装備されたのは、右手に保持されるZig-13型バズーカランチャー。大口径噴進弾を発射する汎用ランチャーで、大きさこそ嵩張るものの、威力・速射速度・装弾数は高水準にまとまっている。 さらに補助兵装としてMk9型グランド・ボムも標準搭載されていたが、これはHBV-05の兵装の中で最も評判が悪い兵器だった。 MBV系列が標準搭載するパワーボム系に勝る点が何一つなく、運用部隊ではこれを基準装備から外していた節さえある。 -[ 活躍 ]- HBV-05の性能はDNAの幹部もDN社の上層部も一様に満足させ、さっそく量産体制に入ることが決定。初期ロット120機分の予算が計上され、予算委員会に提出された。 そしてそこで、遂に、開発陣があえて触れていなかった重大な事実が白日の下にさらされることになってしまう。 「これが各種仕様書、並びに予算見積書です」 「ふむ、出来たか…ふむふむ……ん?」 「………」 「おいおい気が早いな、初期ロットの生産数は120機だよあくまでも。 まあ、ゆくゆくはこれぐらいの数を配備することになるだろうがね……」 「……それが120機分の予算なのですが……」 「……はぁ?」 殺人的なスケジュールの元に行われたHBV-05の再設計は、製品としてのコスト最適化を一切無視することで実現されたものだった。 結果としてHBV-05-Eの価格は、兄弟機であるMBV-04-Gの実に27倍に達していたのである。 ロボットアニメ的な常識から勘違いしてはいけないのは、これは「ムラサメの27倍のコストをかけてストライクフリーダムガンダムを作りました」というのとは違う。 「ガンキャノンを作ってみたら、なんかRX-78-2ガンダムの27倍の値段になってました」という意味なのである。 当然上層部は激怒したが、そこに更なる凶報が重なる。 試作段階のHBV-05に搭載されているAli-02は、前述のとおりキャンセルの過程で余ったバッタ品なので、数を確保するためにはちゃんとした正規品を用意する必要があった。 しかしAli-02の開発元であるTeleFunken社は既に倒産しており、その生産ラインもすでに別の会社によって改装されていることが判明したのである。 今からラインを一から新設するなると、その完成には5年以上を要するとみられた。 とうとう完全にブチ切れた上層部は、自分たちの横槍がこの結果を招いた事実を全力でスルーしつつ開発スタッフの大粛清を断行。 主要スタッフは辺境プラントDD-05に飛ばされ、0プラントはVRの開発力を大きく削られてしまう。 同時にコストを最適化された改良型ライデンが生まれる可能性もなくなり、HBV-05は26機が作られただけでそのラインを閉じられてしまったのである。 これでDN社の溜飲は下がったが、この26機を買わされたDNAの方は頭を抱えていた。 何せ後にも先にもたったの26機。減った機体の補充すらできないときては、とてもまともな運用などできそうにない。 そこでDNAは限定戦争のエンターテイメントビジネスとしての側面に着目する。兵器にとって数の不足は欠点でしかなくとも、ブランド品としてみれば。 希少性は逆に高級感につながる商品価値にもなるからである。 DNAは全軍の各部隊から最精鋭の人材を無理やり引き抜いて、最良の人材だけで構成させた特殊部隊、Special Heavy Battle Virtualoid Division:特殊重戦闘バーチャロイド大隊を編成。部隊の専用VRとしてHBV-05を集中配備し、ライデンを{「最強の精鋭部隊の為だけに作られた高級VR」とするイメージ戦略を展開したのである。 この戦略は功を奏し、HBV-05はS.H.B.V.Dの精鋭たちによって数々の伝説的戦果を生み出すことになった。 しかしHBV-05は高性能な機体とはいえ、同時代の他のVRとの間に絶対的なスペック差があるわけでは決してない。 それでいて彼らに求められたのは「ガンキャノンをストライクフリーダムのように活躍させる」ことであり、そのために行われた無茶は筆舌に尽くしがたいものがあった。 結果として部隊の損耗率も極めて高く、なんと最終的には最後の一機に至るまでHBV-05を消耗しつくしている。 -[ ゲーム内性能 ]- 「重量級でも3割、軽量級なら即死する火力の攻撃」を「5秒に1回」撃てるという、格ゲーの常識からすると一見ぶっ飛んでいる機体。 実際、CWとしゃがみバズーカの猛烈な決定力から稼働当初の評価は高かったのだが、ゲームの戦略が煮詰まるにつれて転げ落ちるように地位が低下していった。 その理由は「(主にRWの弾速のせいで)自分から当てに行ける武装がない」ことと、「(CWCが使えないので)足回りが致命的に悪い」という2点に起因する。 このため主導権を取っていく能力が全くなく、常に相手の得意な土俵で戦わされてしまう。 とくにガン逃げ+壁+ちくちく戦法を徹底されると、ライデン側は最早なす術がないといっていいぐらいきつい。 このため真剣なダイアグラムを組むと、全機体に対して不利がつくライデンはぶっちぎりの最下位になってしまう。 しかし火力の高さから事故らせた時のリターンは究極的に高いため、ダイアでは図れない一発逆転の可能性はある(勝てるとは言ってない)。 PS2版ではオラタンさながらの脱衣も実装されたが、意味があるかといわれると……。 オラトリオ・タングラム:HBV-502-H ライデン(RVR-75 ライデンII) -[ 開発経緯 ]- 粛清としてDD-05プラントに飛ばされたHBV-05の開発スタッフ達は、再起の怨念に燃えていた。 現に彼らが開発した第1世代ライデンはオペレーション・ムーンゲート(OMG)以降獅子奮迅の活躍を示していた。 当時主力機の座についていたアファームドとドルカスの混成部隊をまとめて蹴散らす実績すら上げていたのだ。 しかしDN社はOMGからまもなく倒産。その傘下プラントを再編成して盟主となったのはFR-08 フレッシュ・リフォーだったが、彼らは諸事情からVRビジネスそのものに懐疑的であり、傘下の全プラントに対してVR技術の開発禁止命令を出した。 だがDD-05のスタッフはこれをほとんど公然と無視し、技術開発を続行していた。FR-08からの制裁を恐れる声もあったが、お咎めはまったくなかった。 DD-05があまりに零細な辺境プラントであったのが逆に幸いし、わざわざ考慮するほどのこともないとしてスルーされていたのである。 そして第二世代VRを配備した「RNA」が現れた時、ついに彼らの雌伏は報われることになった。 DNAが保有していた第一世代VRではRNAに全く対抗できず、FR-08は慌てて各プラントに第二世代VRの開発を依頼。DD-05はこの機会を逃がさず、真っ先にその候補に名乗りを上げたのだった。 同じく名乗りをあげたプラント・MV-03やRP-07は、FR-08のVRビジネス忌避の影響でVR関連の技術開発が滞っていたが、DD-05に限ってはそのロスは皆無だった。 彼らが蓄積してきた技術は、RNA側と互角どころか、それを上回る領域に達していたのである。 スタッフはかつて自分たちが作り出したHBV-05に絶対の自信を持っており、新型第二世代VRにもそのコンセプトを継承させた。 今回は機体を練り上げる時間が充分にあったため、新型ライデンは打撃力と防御力を維持しつつ、その欠点であった機動性と近接戦闘性能を底上げし、かつ(当然だが)製品として問題ない価格に抑えることが目標になった。 そしてスタッフの執念は見事に結実し、第二世代の中でも屈指の傑作機と呼ばれることになるHBV-502-H ライデンが産まれるのである。 -[ 機体構造 ]- 外観通り、HBV-05のコンセプトを基本的には継承しているが、著しく多機能化した部分が多く、コンセプトの上でもまさしく上位発展機と言える。 まず機体自体の特徴としては、機動性の著しい強化が挙げられるだろう。 第二世代VRは第一世代に比べて飛躍的に機動性が向上しているが、HBV-502-Hはその中でも特に顕著な部類に入り、HBV-05のように同世代機との圧倒的機動性格差はない。 また、HBV-05において緊急的に行われた装甲パージ機能を「アーマーブレイク」としてシステムに組み込んでいる。全アーマーを排除するのみならず、Vアーマー(Vコンバータの余剰出力で形成される防護フィールド)に使われていた出力もすべて機動性に回すため防御力は0になるが、そのかわりにとてつもない超高機動力を発揮することができる。 主兵装である肩部のレーザー砲はその機能をさらに発展させ、複合兵装ユニット「スタイヴ800Z」に昇華された。 まずHBV-05のそれを継承した砲撃モード・「バイナリー・ロータス」形態では、文字通り蓮のような形状に変形して超出力のレーザー砲を発射する。 さらにHBV-05から得られた戦訓に鑑み、近接戦闘時には格闘モード・「フラグメント・クロー」形態へと変形する。 これは変形・展開した大型クローによって特殊な力場を展開するもので、その中に入ったVRを機能不全に陥らせたり、高エネルギーによって破壊することもできる多用途格闘兵装である。 この拘束力場はある程度の距離なら射出展開することも可能(「クロー・ストリング」と名付けられている)。 副兵装の傾向もHBV-05のそれを基本的には継承しており、Zig-13の発展型であるZig-18型バズーカ・ランチャー、グランドナパームを搭載。 もともと高性能なバズーカは勿論、HBV-05ではお荷物同然の扱いを受けていたボムはナパームとの複合兵装が施され改善を遂げている。 総じて防御力・機動性・火力を高次元で融合させた高性能重VRであり、その戦闘性能は他の第二世代機と比べても明らかに一段階高い。 その高性能を支えているのは機体中枢であるVコンバータ。他機種に比較して実に2倍近い高出力を誇るこのコンバータは、0プラントから受け継がれてきたDD-05の開発スタッフの高い技術力の賜物と言えよう。 ただし唯一の欠点として、肩の複合兵装ユニットをはじめとした多機能化の影響で、整備性が著しく悪化している点が挙げられる。 これは兵器としてみた場合決して軽視できる問題ではなく、後に高い整備性と融通性を武器にしたMV-03のボック系の台頭を許す結果につながっている。 -[ 活躍 ]- DNA陣営の第二世代VRの中で真っ先に完成したHBV-502のデビューは、しかしサンド・サイズ戦役において試作機のいきなりの実戦投入という荒っぽいものになった。 試作機というには派手すぎる気がするが、桜吹雪が舞い鶴が羽ばたく純和風塗装を施された『試型雷電』は、RNAの猛攻の前に窮地に陥っていたS.H.B.V.Dの前に颯爽と登場。 パイロットであるピエゾ・バイモルフ軍曹の超絶的技量も相まって、第二世代のアファームド相手に無双するというド派手なデビューを飾った。 このデータを提出されたFR-08では、即座にDNAでのHBV-502の正式採用を決定。かつてHBV-05で辛酸を舐めたスタッフたちの執念が、ついに報われたのだった。 が、名誉挽回に必死になる彼らの執念はあまりにも強すぎた。 DD-05は一刻も早い実績を得ようとして、RNA側にも積極的にHBV-502の売り込みを図ったのである。 限定戦争が経済活動の一部である以上、敵対陣営への販売は決して禁忌とはされていない。しかし今回のケースでは明らかにやりすぎていた。 FR-08は「他に売るなとは言いませんが、まずDNAを優先しなさい」と、特別販売優遇措置を取ることを何度も勧告したが、DD-05はこれをガン無視。 構わず節操のない大量販売を敢行したため、RNA側では『RVR-075 ライデンII』と命名されて主力の一角を担うまでになったのである。 ここに至って、FR-08はDD-05を明確に危険視し、粛清の対象とすることを決め、あらゆる謀略や経済攻勢を開始した。 DD-05はFR-08の政治力と経済力に翻弄された挙句、最終的にはプラント自体を限定戦争の戦場として提供されてしまい、文字通り炎の中に葬られてしまうことになった。 再起を期したDD-05が無念を飲んで壊滅したことで、ライデンはまたしても希少なVRとなってしまうかに思われたが、DD-05のライバルであるMV-03がいち早くそのラインを接収。 完全再現とは言えないがほぼ同質の構造で量産することに成功し、HBV-502-H8として販売することになった。 (このライン接収から再販までがあまりにスムーズに行われた為、一部ではFR-08からの粛清に備えライバルが故にその実力を認めていたMV-03に対し、水面下でDD-05が人材や技術、及び何よりも自分達が無念の果てに世に送り出した傑作機の血統を絶やしてほしくないという情熱までも予め託していたという都市伝説が囁かれている) -[ ゲーム内性能 ]- オラタンにおけるゲーム的特徴がピンポイントでライデンの性能を押し上げ、一躍トップを争える強機体になった。 まず、前作ではなぜかライデンだけ冷遇されていたキャンセルアクションが他機と同レベルに向上し、別次元の運動性を獲得。 地上での速度もかなり改善され、他機に翻弄されっぱなしということは完全になくなった。 いくら専用設計とはいえアファームドSTより速いってのは流石にどうかと思う。 さらに必殺のレーザーはそのままに多様な補助武装が追加され、攻撃面における攻め手の貧弱さも完全に払拭された。 豊かな手数で中距離以遠に敵を追い払いつつ、ハーフネットとグラナパの設置で動きを制限し、しゃがみバズやLTRW、レーザーなどでごっそり頂くという戦術が単純かつ強烈。 近接に持ち込まれても前作から継続のガードリバーサルLWと左回りクイックステップLWが追い返してくれる。 空中機動性の低さという明確な欠点こそあるが、重量級ならではの高防御力と高攻撃力を両立し、重量級入門者からベテランまで幅広く使っていける。 そのシンプルな強さから、バージョンごとにキャラランクの変動が激しいオラタンにおいは割と安定して上位に位置付けられていた。 初期はLWのグランドナパーム(投擲するとグラボムの他に、軸が合うとナパームが自動で炸裂する)の目を見張る凶悪さの為にバージョンアップでRT系と前ダッシュ系のみナパームが出るように下方修正を受けたものの、それでもレーザーネットとの組み合わせによる追い込み効果は変わらず優秀の一言であり、今なお歴代ライデンの最優秀LWとの評価も高い。 最終バージョンの5.66だと総合的には最強との声も大きい。 フォース:HBV-512-E2 ライデン -[ 開発経緯 ]- HBV-502の生産ラインを引き継いだMV-03は、オラトリオ・タングラム戦役における販売拡大で巨額の利益を上げ、その力を急速に増していた。 しかしMV-03は宗主であるFR-08の高圧的かつ利己的な姿勢に不満をもっており、その影響下から独立することを狙ってもいた。なにせオラタンでFR-08陣営が得た莫大な利益のうち、DNAの勝利の立役者であったMV-03に配分された利益は1割にも満たなかったのだから。 だが表立ってFR-08に反抗したところで、かつてのDD-05の二の舞になることは明らかであったため、彼らは別の道を選んだ。今の体制に歯向かうのではなく、別の新体制を別の場所に1から作り上げようとしたのだ。 MV-03は火星圏という辺境の地に目をつけ、そこに巨大な限定戦争市場を作り上げようと目論む。 そして社運を賭けたこの事業のため、自らの組織を大幅に再編するとともに『アダックス』と改名する。 この目論見は多数の賛同者を産んだ。市場拡大が利益に直結する国際戦争公司は勿論、地球圏ではDNAに対して劣勢を強いられていたRNAも、自らがイニシアチブを取れる戦場を求めてこれに呼応する動きを見せたのである。 RNAの親会社であるTSCドランメンは勿論、反FR-08派プラントであるTV-02やSM-06も積極的にこれに同調したため、火星戦線は地球圏のオラトリオ・タングラム戦役に並ぶ巨大な限定戦争市場へと成長していった。 しかし火星に存在する巨大Vクリスタル(マーズ・クリスタル)の影響下にある火星圏では、従来型の第二世代VRは稼働すらできない。 火星に本格進出したアダックスは火星の戦闘に対応した第三世代型VRの開発に取り組み、自社の主力商品であるボック改め「VOX」系、そしてライデン系を第三世代にアップデートしていったのである。 本来ライデン系はSAVとして開発されたVRなので、機体特性的にはアダックス社本来のVOX系と重なる部分が多い。 戦術ニッチが重複するライデンの後継機をあえて開発した理由は不明だが、おそらくは限定戦争のエンターテイメント性を重視した結果だろう。 ボック系からの伝統といえるが、徹底して兵器としての実用性を重視したアダックス製のVOX系は、限定戦争のロマンあふれるVR戦を好む視聴者層からのウケが極めて悪い。 対してライデンは明快で豪快なキャラクター性を持ち、また数々の伝説的戦果に彩られたVRということもあって視聴者に対するアピール度が非常に高く、極端な話「有名ブランドだった」という部分があったものと思われる。 -[ 機体構造 ]- 兵器としての信頼性を第一義とする武骨なアダックス社製ライデンということで、HBV-502とは機体コンセプトが大幅に変わっている。 最大の特徴は、HBV-502に装備されていた豊富な多用途オプションが一切排除されていることだろう。 E型に搭載されている両肩部の兵装ユニットは、レーザー照射機能「バイナリー・ロータス」機能のみが残されたシンプルなものに回帰し、HBV-502で正式化されたアーマーブレイク機構も排除された。 これらオミットされた機構は切り捨てられたわけではなく、それぞれがユニット化され、派生機用のオプションとなっている。 これはボック・VOX系の根幹となる機能である「ユニット・スケルトン・システム(USS)」と同一のものであり、VOXが装備するユニットによって全く別の方向性のVRに派生するように、ライデンもまた装備によって自在に機体の性格を変えられるVRとなったのである。 規格化されたハードポイント部分は両肩をはじめとして、手、腕、脚など全身にわたって存在している。 基幹機種であるE型は、伝統的なレーザー砲、グランドボムを標準搭載したタイプ。 中でもZig-21型バズーカ・ランチャーを装備した機体はE2型に分類され、第一世代ライデンに最も近い特性を持つHBVとされる。 -[ 活躍 ]- ライデン系の歴史において初めて安定供給を実現したVRであり、配備数は間違いなく全世代中最多だと思われる。 圧倒的な万能性を売りにした先代HBV-502とは機体の性格がかなり異なるため、用兵サイドでも最初は戸惑いを見せたが、そのHBVらしい安定性と重厚な打撃力が高く評価され、戦線の一部として定着するまでに時間はかからなかった。 普及台数が多いため、アダックスは様々な武装ユニットを開発、投入している。 ライデン系の伝統というべきか、S.H.B.V.Dとの関係も深く、彼らが部隊内で施してきたカスタマイズを商品としてパッケージ化した他、ラインの一部を割いて専用の高性能カスタマイズモデルも供給している。 -[ ゲーム内性能 ]- オラタンで搭載された新武装が全部没収。中距離戦の要であったLTRWも没収。使わないけど脱衣も没収…とまあ、運動性を除けばOMGに先祖返りしている。 そのため格ゲー志向のオラタン勢が主体だった稼働初期においては「何このクソ雑魚ライデン」との評価が多く、他の重量級機体もろともに最低ランクに位置づけられていた。 しかし2on2であるというフォースの基礎構造が周知されるにつれ、評価は徐々にあがっていった。 まず必殺の威力を誇るCWレーザーに「こちらを見ていない敵に当てる」という新たな使い方ができた点が大きい。 このため敵は別の機体と戦いながらも常にライデンの方に意識を向けておかなければならず、これはチーム戦において極めて有利に働く。 また主力のRWもダメージ源としても援護手段としても非常に優秀で、LWのグラボムは全世代中でも迎撃力でトップとなる「踏ませるボム」に特化している。 総合的にみると、その圧倒的な注目度から重量級の中でも上位に食い込む強機体であると言えるが、あまりに決定力がありすぎる+足が遅いため、集中攻撃を受ける率が極めて高い。 特に相方が放置されがちな機体の場合、敵は確実に全力でライデンを潰しにくる。 E2はタイマンでの迎撃は大歓迎のシチュエーションといってよいが、ダブルアタックをさばくには絶望的に機動力が足りない。しかしE2を使う以上決して避けては通れないシチュなので、使い手はがんばって回避の腕を磨こう。 瞬間的に勝負を決せる爆発力こそが魅力のVRだが、使い手にはむしろ相方に安定した援護を送りうる判断力、そして繊細な回避技能こそが要求されるという渋いVRである。 -[ 系列機 ]- HBV-512-E1 S.H.B.V.D内で使用されていた連装砲身ビーム兵器『Zap-11型フラット・ランチャー』を搭載したモデル。ランチャーはバイナリー・ロータスにも匹敵する高威力を誇り、只でさえ強力なHBV-512の打撃力をさらに増強させている。 また武装をエネルギー系に統一したことで機体制御系やFCSが最適化され、運動性が若干ながら強化されるという副産物も。 ●ゲーム内性能 E2との外見上の変更点はRWだけだが、見た目以上に性格の違う機体に仕上がっている。 なんといっても魅力なのはRWの規格外の高火力で、立ちTRW(当たるとは言ってない)や前ビの威力は自身の立ちレーザーに匹敵する。 さらにCWのレーザーもE2に比べ出が速く、硬直が短くなっており差し込みやすくなっている。瞬間火力は全VRでも最強クラスといってよいぐらい。 が、RWは威力こそ高いがそれ以外は平均的で、コンスタントに削っていく能力が激減してしまった。 CWの出が速くなったことも、E2から乗り換えたばかりだと逆にキャンセルしづらくなるという短所にも繋がっている。ライデンにとってレーザーはダメージを取る武器でもあるが、それ以上に「いつでも撃てることをちらつかせ相手にプレッシャーをかけていく」武器なのである。 要するに前衛を張れるライデンである。 RWはその形状から近接でもかなりのリーチを誇る為に近距離迎撃能力も高く、隙を突いて相方への援護レーザーも飛ばせる重戦の皮を被った主戦機と見ると運用法が見えてくる。 総じてE2よりも決定力が上昇しているが、その分だけ不器用にもなっていると言える。あちらが「重迎撃型」ならこちらは「重攻撃型」か。 前ビや低空前ビによる硬直取りは勿論、近接信管を活かしたグラボムの近接直当て、立ちや歩きからのRW牽制、レーザーキャンセルなどの小技、ダッシュ近接の叩き込みなどワンチャンスをモノにするテクニックが活きる主戦機らしい堅実な戦い方が出来れば、火力と装甲の兼ね合いでダメージレースを勝ち抜いて行けるポテンシャルを秘めている。 どこからでも状況をひっくり返せる爆発力とそこから生まれる絶大なプレッシャーは魅力だが、それを発揮するために必要なのはE2以上に繊細な回避能力と位置取り。 そしてもっと重要なのは相方との連携である。 「援護を貰う」側になった際にこそ真価を発揮するこの機体をフルに活用することが出来れば、君も今日からサルペンさんだ。 HBV-512-A 辺境ゆえに兵站上の問題が多い火星戦線では、しばしば部隊のVRを同じ機種に統一することで運用性を向上させていた。 そのためHBV-512を使用する部隊でも様々な性格の機体が必要とされることになり、A型はそんな需要に応えた内の格闘戦モデルとなる。 主武装としてはHBV-502-Hに標準搭載されていたフラグメント・クローを再び搭載し、副兵装にS.H.B.V.Dで使用されていたビームソードユニット『Type-H型ハイパークラブ』、VOX系の一部ユニットに採用実績のあるエネルギーボムを採用している。 部隊の前衛として敵のMBVと激しい近接戦闘を行うことが想定されているため、ライデン系の特色である重装甲を維持しつつ、突撃性能を中心とした機動性も大きく強化されているという異色の重白兵戦闘VRである。 ●ゲーム内性能 通称カニライデン。E系との共通点はほぼ皆無で、むしろテムジンAなどに近い。看板である近接攻撃は威力こそ凄まじいが、出が遅めなので総合的にはそこそこなレベルにとどまる。 重量級の中でもトップクラスの装甲を持ちながら、機動性も悪くないという高い基礎性能を誇る。 反面、射撃面ではケズリ性能こそ高いが決定的なプレッシャーになり得るものを持たないのが痛い。 このため主戦機としてみると重さを覆すアピールポイントがなく、若干器用貧乏で力不足気味。 寧ろ援護射撃寄りに戦う立ち回りでもかなり強いので、手数重視の支援機扱いに見ても良い。 また、機体がデカいのでカメラ位置によって「近接時に自機で敵が見えなくなる」なんてことがある。 CWは菱形加工したレーザー弾を連射するものとなっているが、レーザーなので敵弾を消しまくる相殺性能は健在で(無干渉の弾はRWのカッターで対応すると良好)、ゲージの回転率も恐ろしく速く、ダッシュ攻撃時は高い誘導性を有する。 ノーロックで置いておく、取り敢えず正面の敵に撃っておくなど抜群の牽制能力で幅広い使い方が出来る、まさにライデンらしからぬライデン。 箱◎版ではCWの弾速の高速化に伴い削り火力が凄まじいことになり、存在感が一気に上がった。 それに伴うプレッシャーの増大によって基礎性能の高さと対応性の高さも活かせるようになり、重量級主戦機として確かな地位を築いた。 余談だが、この機体の指揮官機である「A/c」のみ、アーケード版のCPU戦においてラスボスが倒せなくなるバグが存在している。 HBV-512-D 攻撃支援型ユニット『バック・スパイダー』を搭載したモデル。 バック・スパイダーは小型の端末を射出し、端末間に張られたVコンバータ阻害ビームで敵VRの行動を阻害するという装備。原理としてはHBV-502のクロー・ストリングと同一のものである。 右手にはバズーカの代わりにバイパーIIのものを大型化させたかのような形状のランチャー武器『マルチ・ランチャー レブナントS ver.2.44.』を装備。 最近のロボット物で言えばシュヴァルペ・グレイズのクローの形に似ていると言えば分かりやすいかもしれない。 支援を目的とした装備なので火力自体は高くないが、その分機動性能は良好。 ●ゲーム内性能 オラタンライデンの標準装備だった設置ネットを独立させた派生機。 E系と同レベルの重装甲を維持しつつ、レスポンスやVターンが軽量機並みに向上している。しかし火力の低下が著しく、自分からダメージを取っていく能力が低い。 ネットによる拘束→相方の高火力攻撃が理想的につながればいいが、うまく連携が取れない場合はどうしてもダメージレースに不利がつくため、決して弱いわけではないのだが野良での評価はどうしても下がりがち。 他の機体にはマネのできない独自要素を多く持ち、固定相方と戦術をねった上で使えば光る部分もあるのだが… LWはグランドボムを廃しアファ系列のようなナパームに換装している。 障害物を貫通する拘束ネットのCWに合わせて壁越しにプレッシャーを与えていける他(弾消し効果含めライDの初手として非常に重要)、遠距離支援にはTLWの通称「魔球」と呼ばれる高誘導遠投ボムが実装されている。 TCWにスパイラルレーザーを装備する一発逆転要素も有るが、射角が付けやすいTRWのレーザーなど援護射撃が出来ない訳ではないテクニカルな機体。 ダッシュ近接の威力が系統中でも最高レベル。 近距離でネット捕縛に成功した場合には問答無用で叩き斬ってやろう。 「スゴクシビレル・ネット・ジツ!! イヤーッ!!!」 哀れカゲキヨは爆発四散! 相方やステージに左右されやすい機体なので、ご利用は計画的に。 HBV-512-N1、HBV-512-N2 脚部をまんまブースターに置き換えた高機動試験型。 この脚部ユニットは元々、VCa3年(オラトリオ・タングラム期)において発生したDD-05を巡る一大攻防戦で試験的に投入されたブースター・ユニット「KK-66」を再設計したものであり、後述するゲーム内の性能からか、兵器としては安定感に欠いた「キワモノ」となっていた。 一方で一部の物好きからの需要が僅かながらあったので、汎用パーツを組み込んで採算ベースに乗せたN型として限定販売されたといういわくつきの機体。 基本武装はE型を基準にしており、N1型はフラット・ランチャーを、N2型はバズーカ・ランチャーを使用する。 ●ゲーム内性能 ライデン系の中でも最上位のレアリティを与えられており、ゲーセンでは見たことのある人の方が少ないだろう。 そのくせ弱い。他機種よりダッシュ速度が気持ち速いだけにもかかわらず、Vターンが使用不能。おまけに体力もE1から削られている。 生存性が大幅に低下しているにもかかわらず、火力だけはあるので集中攻撃を受けがちなのはE1と同じ。対戦で使うには相方の許可を取ることが推奨されるマゾ仕様となってしまい、多くのライデンファンにとっては最上級レアの座を食いつぶす忌わしき存在として記憶されることになる。(*1) Svt.gfk-512 S.H.B.V.D隊員が使用している高性能カスタマイズモデル。通常の派生機はあくまでUSSによる換装にすぎないが、このVRはVコンバータや機体構造の時点からカスタマイズされている。 基本構造自体は通常のHBV-512と変わりないが、gfkフレームと呼ばれる高品質フレームを構造に用いているのが特徴。 このため通常モデルに比べ機体強度が圧倒的に高く、装甲防御力や機動性能が大きく向上している。通常モデルと同様のユニットを装備することも可能なため、この機体も様々な派生機が存在する。 ●ゲーム内性能 家庭用であるMARZに登場する反則ライデン。 地上機動性は(ダッシュ持続性を除いて)747Aと同レベルなのに、その2倍以上と言う耐久力を持つというモンスターVR。 武装面でも特にE1のフラット・ランチャーのゲージの高効率化が著しく、若干ながら格闘の発動距離も伸びておりランチャーのリーチと相まって近接戦闘もそれなりに強くなっていると隙が少なく(逆にE2の方は元々短い近接発動距離が更に縮んでいるが)、対戦で使う場合は相手の許可が必須なレベル。 MARZテムジンこと747Jがあまりに強力すぎるため隠れがちだが、もしそのままフォースに持ってきたとしたらむしろこちらの方が問題になるぐらいに強い。 ストーリーではダイモンの口車に乗っかり隊を率いてプレイヤーと戦うギル少尉が搭乗するE1、その副官レドン軍曹が搭乗するE2が有名であり条件を満たせば自分で使う事が出来るが、両者ともカラーリングのセンスがいまいち。一般隊員の使ってる方が欲しかったと言ってはいけない。 しかし相手にする場合は必ず2vs1な上、その圧倒的重装甲と機動力を盾にライデンらしからぬ巧みな近接戦闘を仕掛けてくるギル少尉と、バズーカやボムでその逃げ道を封じつつ隙あらばレーザーでの横槍を狙うレドン軍曹のお手本のような連携プレーはシンプルだが非常に強力。 ちなみにライデン系ではこの2種類の機体(及び『X-Ω』に期間限定参戦した御坂美琴機)のみスパロボに出演経験があるが、参加作品がアレだったからかイマイチ話題にならない。 ― この項目は決して最良の項目ではない ― ― しかし決して追記・修正しにくい項目でもない ― ― 我々のライデンは我々が追記・修正することによって初めて最良となる。またそうならねばならない。 ― ― それが項目としてのライデンを成功させる唯一の道である。 ― △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 512Dはネットの話ばっかで極太レーザー話題にならないよね。対人だとまず当たらないし当然だが… -- 名無しさん (2016-02-03 22 17 35) E1の専用曲のblack minalousheの最初のメロディラインは初代ライデンの専用曲と同じなのは有名な話かな? -- 名無しさん (2016-02-03 22 23 56) チャロン愛の伝わる良い項目だわ。OMRの1.5世代ライデンとか、SHBVDはまた別に項目を立てる感じかな? -- 名無しさん (2016-02-03 23 09 52) テムジンもそうだが、上層部のお偉いさんに散々振り回された開発経緯がバーチャロン開発秘話と重なって見えて面白いな -- 名無しさん (2016-02-04 01 49 55) N型ライデン、某ゲーム雑誌でも「その評価はあまり芳しくなかった」と思いっきり批判されてた…… -- 名無しさん (2016-02-04 10 21 08) 俺の名前ライデン♪ 装甲♪分厚い♪ 武器はボムとバズーカ♪ そしてレーザー♪(FADE TO BLACKのフシで) -- 名無しさん (2016-02-04 17 38 41) ギル少尉のgfkE1はマジでライデンかよって位クルクル動き回るしガンガン殴ってくるし、レドンの横槍もあって正直薔薇の三姉妹よりメチャクチャ強く感じた -- 名無しさん (2016-02-05 07 01 06) あえてD型にのるチャロナーは実際ワザマエな。特に固定のTETSUOと組んだ熟練のD型のツワモノアトモスフィアはコワイ。 -- 名無しさん (2016-02-05 17 13 42) ↑グワーッ麻痺網!グワーッ!(通りすがりのマイザー乗り) -- 名無しさん (2016-02-12 16 23 50) 三姉妹は単体性能は普通のΔと大差無いからな。三体も居たからか思い切った強化できなかったんだろうな -- 名無しさん (2016-02-12 18 13 57) コトブキヤだからなのかなんなのか、フレームアームズのグライフェンが コスト高で本採用逃す→改良型作る→供給先で揉める→開発スタッフ粛清→製造ライン接収して量産化 というほとんど同じエピソード持ってるんだな。ライデンのパロディだったりするんだろうか。 -- 名無しさん (2016-02-14 17 02 53) 一番お気に入りの機体シリーズであの重厚さとスタイリッシュさが両立したデザインに目を奪われた。またS.H.B.V.Dといういぶし銀溢れる部隊名もかっこいい -- 名無しさん (2016-02-19 18 40 59) OTライデンに追記するなら「前Dからのスライディング射撃が優秀で近距離のダメージ交換含めたラフな殴り合いも勿論こなせる」「CTの近接切り替え距離が極端に短いのを逆手に、近接戦で平然とレーザー+キャンセル連携を絡めてくる」「発生が遅いがダメージとリーチに優れる右近接(バズーカ殴り)全般とダッシュ近接」「ダメージは乗らずリーチもないが発生が非常に速い左近接(殴りやタックル)全般と隙が無い」ぶっちゃけ空中機動力以外の弱点がほぼ存在せず、重量機としては完璧な機体。対峙する際は「競うな!持ち味を活かせッッ!」を徹底せねば封殺される -- 名無しさん (2016-03-15 15 32 58) 関係ないけどMSの例えはジムとジムキャノンよりはガンダムとガンキャノンの方が良い気がする。テムジン項目だとこう例えられてるし。 -- 名無しさん (2019-11-07 17 50 20) HBV-05の話は、いかにも大企業病的だけど「いかになんでもそこまであるんかえ?」と思わずにはいられない。あんまりすぎる。 -- 名無しさん (2022-07-23 17 20 23) 名前 コメント
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登録日:2022/04/20 Wed 23 10 58 更新日:2024/02/13 Tue 20 02 15NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 みんなのトラウマ オラタン オラトリオ・タングラム ドリル ドルカス ドルドレイ ハンマー バーチャロイド バーチャロン ピロピロ 万力 巨大化 漢のロマン 火炎放射 肉弾戦型 重装甲 電脳戦機バーチャロン ドルカスならびにドルドレイとは、電脳戦機バーチャロンシリーズに登場する重戦闘型バーチャロイドの一つ。 ドルカスは初代で、ドルドレイはオラタンでプレイ可能。 舞台が火星戦線に移り変わって以降は直系機がいなくなってしまうが、コンセプトはVOXに引き継がれる。 ▽目次 ■HBV-10-B ドルカスゲーム内性能(ドルカス) ■RVR-68 ドルドレイゲーム内性能(ドルドレイ) ■HBV-10-B ドルカス 開発は第3プラント「ムーニー・バレー(MV-03)」による。 ライデンのコスト増による致命的な絶対数不足と、ライデンの失敗のあおりを受けたベルグドルの欠陥ぶりの反省と、重戦闘型としての高性能という贅沢な要求に取り組んだ機体でもある。 重装甲を維持しつつ小型・低重心化を図り機動性と同時にベルグドルの問題であった転倒問題も同時にクリアし、武装も右肩のファランクス、右手のファイアーボールクロー、左手のハンマーユニットと、汎用的ながら的確に使いこなせばライデンにも劣らない攻撃力を持つ品々を揃えた。 かくして、走攻守、さらにコストに至るまで理想的なバランスを持つ高性能重バーチャロイドとしてドルカスは完成した。 後にフォースの時代にて、ドルカスのコンセプトを元にした先祖返りとでも言うべきVOXシリーズのバージョンの一つとして「VOXジョー」というタイプがデビューしており、VOXシリーズのラインナップを手掛けるアダックスの中でもかつての名機の再現というロマンチックさもあって、売れ行きは好調だとか。 ゲーム内性能(ドルカス) 初代バーチャロンに登場。コンセプト通りに高い安定性を持ち、LW・CWともに単発のため武器選択で迷いにくく、比較的扱いやすい部類のVR。 メインのRWの「ファイアボール」はほぼ弾切れがなく、前Dで2連の集中・横Dで3WAY弾幕と変幻自在。 LWの「ハンマー」はビームスパイクの生えた打撃武器を射出。単発だが高誘導。 CWの「ファランクス」はナパームを広範囲に射出。基本的には走るタイプのナパーム×2発と単発火柱が数発で、立ちやダッシュ中ごとに異なる配置でバラ撒く。 特殊技はハンマーを高速で振り回す「メガスピンハンマー」。速度はともかく誘導は高く、AIが相手なら不用意なジャンプの着地際を狙うとよく当たる。 COM戦では第3ステージ「Water Front」で交戦。 AIが強くなる3ステージ目に出てくることに加え、避け方を知らないと避けにくい上に威力も高いファランクスやハンマーを撃ってくるなど初見殺しの武器が多く、多くのプレイヤーの記憶に残る強敵となる。 こちらの攻撃だけ一方的に消されるという事も多々あり、プレイヤーはここで武器の相殺について嫌でも学ぶ事になる。 強いて言うなら「遠距離や近距離では攻撃が当たりづらい」「近接戦闘能力がやや低い」「重量級ゆえジャンプ中の機動性能が低い」という弱点がある。 ■RVR-68 ドルドレイ ―時は流れ、VCa3年… ライデン502の製造元であった「デッドリー・ダッドリー(DD-05)」を巡る一大攻防戦で、「怪物」が蠢いた。奇しくもそれは、ドルカスのコンセプトを先鋭化したような機体であったという。 「超重装甲突撃型機体」という別名を持つ重戦闘型バーチャロイド。 開発はドルカスと違い、第2世代アファームドを手掛けた第2プラント「トランス・ヴァ―ル(TV-02)」による。 ドルカスを模倣した機体ではあるが、外見上からは共通点を見出せないほど大型化しており、武装もクローユニットを切り離して射出できるクローランチャー、命中した相手をスタンさせるVハリケーン、そして障害物を貫通して敵機を追尾してくるドリルなど、ドルカスのコンセプトを更に先鋭化したような武装ラインナップとなっている。 そして最大の特徴である超重装甲だが、機体自体の重装甲に加え、高出力のVコンバーターから形成される強固なVアーマーが合わさり、グリスボックのミサイル弾幕どころか、ライデンの一般出力(最大出力)のレーザーすらものともしない。 この上大型の割にゲリラ戦も得意で、DD-05を巡る攻防戦「サイクリック・ハープーン」作戦における初陣では、自前で掘った塹壕でDNAやSHBVDを待ち伏せし各個撃破していき、DNA側の戦線を崩壊させていった。 フォースの時代においても直接的な後継機こそ作られなかったものの、VOXシリーズのバリエーションの一つにコンセプトを受け継いだ「VOXボブ」が存在しており、重戦闘VRという分野に於ける本機の優秀さがうかがえるだろう。 ゲーム内性能(ドルドレイ) 同じTV-02製品であるアファームド系とはまた違った肉弾戦型の機体。 機動性は最低クラスだが超重装甲とVアーマーの強度が合わさりトップクラスの防御力を持つ。 特に初期バージョンの頃は距離があればライデンのレーザーすら弾いていたほど。 後期バージョンではどんなに距離が離れても弾けなくなってしまい、実用性はともかく残念がる声もあったという…。 もっとも、その重装甲と転倒のしにくさが時に仇となった事例も報告されているが…。 近接攻撃のコンボで大ダメージを喰らってしまう、ジャンプ中に敵のレーザーが多段ヒットする、などなど。 武装はドルカス時代から受け継ぐRWファイアボール、単発高誘導の性質が似ているLWドリル、新規武装のCWVハリケーン。 ドルドレイの代名詞と言えるのが、通称「ドリル特攻(前ダッシュ中LW)」「ディスク特攻(前ダッシュCW)」。 これは格闘扱いの攻撃判定を前面に発生させつつ高速で突撃(移動中旋回入力可)というのもので、ドルドレイ使いの腕の見せ所として、相手にとってはドルドレイの象徴として恐れられた。 機動性を補う移動手段としても活用できる他、ドリル特攻に至っては発生中は完全無敵。ラスボスの極太レーザーもなんのその。 その他の武装も重戦闘バーチャロイドらしく充実しており、右ターボRW射撃の通称「バーナー」は敵機の装甲を文字通り一瞬で溶かす高火力。他にも高誘導かつ障害物を貫通するLWのドリル、左ターボRWのクロー射出(敵機を掴むことで機動性を低下させる)、敵をスタンさせてしまうCWのVハリケーンなどの搦め手を備えており、持ち前の打たれ強さと合わせて射撃戦でもしぶとく一発を狙い続けることができる。 複合テクニックとしてはCWのスタン中にバーナー(大半のVRは即死)、ジャンプ右ターボCWを使用中にターボ旋回を組み合わせる事で広範囲に高威力Vハリケーンをバラ撒く、など。 総じて高火力を叩き出せる技を多く持っているが、一方で左ターボCWのファイヤーリングなど小回りの利くキャンセル技も持っている。 他に、右ターボCW格闘は全VR唯一のガード完全無効技(*1)となっている。クローで掴んでドリルで殴り飛ばす様子は超豪快。 ちなみに相手が後ろを向いていた場合は単に投げ飛ばすモーションに変化する。 このように様々な芸当を持つが、更なる特殊技として巨大化が存在する。ただでさえ高い防御力がさらに上昇し近接モーションも変化するが、大きさに比例して当たり判定も大型化するデメリットも存在する。 対戦での環境的には同類の重VRライデン相手を筆頭にチト厳しい立場。軽量機に翻弄される事も多い。 だがドリル特攻など覆せるポテンシャルは秘めており、そのロマンに憧れるドルドレイ使いは少なくない。 追記・修正はDNAの戦線を崩壊させたうえでお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ドルカスのハンマー、ベルグドルのミサイル、時間かかりすぎると襲ってくるヤガランデ……子供の頃の思い出がががが -- 名無しさん (2022-04-21 13 46 25) ドルカスもドルドレイもBGMが神 -- 名無しさん (2022-04-21 20 15 16) フォースで同じニッチにいるのはJoeとBobだが……まずボック系に乗らんといかんのがドル使いにはネックよね -- 名無しさん (2022-04-21 23 09 35) これ出来は良かったんだけどライデン部隊との交戦で警戒されて大量に潰された結果、生産終了して直径の後継機が作られなかったんだっけ? -- 名無しさん (2022-04-22 07 56 35) ↑Yes けどコンセプト自体は良かったから巡り巡ってVOXシリーズの派生機種の一つとして受け継がれたという分家みたいな形になった -- 名無しさん (2022-04-22 12 23 00) 愛妻家の戦士かな? -- 名無しさん (2022-05-30 10 12 00) 名前 コメント
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登録日:2022/05/12 (木) 12 06 11 更新日:2022/07/16 Sat 09 45 21NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 おっぱい エンジェラン オラトリオ・タングラム バーチャロイド バーチャロン ファンタジー 女神 氷属性 氷柱 龍召喚 エンジェランとは、『電脳戦機バーチャロン』シリーズに登場する女性型バーチャロイド。第二作『オラトリオ・タングラム』から登場している。 いささか複雑怪奇な設定や事情があるものの、全体的に変則的な射撃性能やターボ近接性能、女神様のようなビジュアルを特徴とする。 開発の発端-招かれざる客人- 第4プラント「TSCドランメン(TSC)」と第8プラント「フレッシュ・リフォー(FR-08)」は、ある脅威に頭を抱えていた。 その脅威とは、VRが歴史の表舞台に立ったVCa0年代前半から突如出現した謎の戦闘体・アジムであり、双方の陣営にいるエースパイロットですら対抗しきれず、まともな対抗馬となるのは商用ではないからこそ許されたオーバースペックな機体とパイロットを擁する白檀艦隊(ホワイトフリート)くらいであった。 しかし、TSCはアジム討伐の為にいちいちFR-08に頭を下げるのを嫌い、FR-08もシャドウを放置してまで自社のトップシークレットを何度もアジムにぶつける気になれなかった。 TSCは独自の対抗策を得るため、FR-08に一つの提案を持ちかけた。 「現行の戦闘VRを超えるアジムに対抗できるのはオリジナルVRしかいないのでは?」 この提案はある意味では理に適っており、FR-08は厳格な条件の下に提案を受理。 オリジナルVRの能力を代行するレプリカ機の製作が始まった。 VR-017 アイス・ドール レプリカ機の開発に際し、TSCは既に自身の管理下に置いていたオリジナルVR「アイス・ドール」を基にした。 プラジナー博士が独自に手掛けた内の一つであるアイス・ドールは、VR-014 ファイユーヴ、VR-011 アプリコット・ジャムと同じく自我を持ち、単独での電脳虚数空間と実空間の往来能力など、ムーンゲート内で発見された方のオリジナルVRに匹敵する能力を併せ持っていた。 最大の特徴は人工V-クリスタルの実装にあった。再現率40%とはいえあらゆる人々が試みて果たせなかったV-クリスタルの複製化を人知れず実現していたプラジナー博士は、それをはめ込んだロッドを自らの創造物に託していた。それは、ひとたび武装として機能した際には、絶大なる力をVR-017に供給するはずであった。 自由奔放なファイユーヴに振り回された経緯から、当時のV-プロジェクトの最高責任者でもあったTSCの長・アンベルIVは新たな損失が出ないうちにVC.9c年に回収したアイス・ドールを強制的に凍結して第4プラント内に監禁保存していた。アイス・ドールという名前も、この時に付けられたものである。 SGV-417 エンジェラン 「氷雪魔法系神聖機体」という別名を持つ、フェイ・イェンに次ぐ第二の女性型バーチャロイド。型式番号のSGVは「Special_Gospel_Virtuaroid(特殊福音バーチャロイド)」を意味する。 本機は他の戦闘VRとは異なり、駆動カの大半はアイス・ドールによって供給される。また、制御のイニシアチブも彼女が持つ。つまりパイロットは、アイス・ドールの見守る中、彼女が認める範囲内での戦闘行動がとれるに過ぎないのである。―見不便に思われるが、対アジム戦ではパイロットの精神に大きな負荷がかかり、人間による制御では戦闘カの維持にも事欠く状況が多発していたため、むしろ安全な方であった。 エンジェランの主装備である「対偶の法杖」は、アイス・ドールだけが所持する人工V-クリスタルの作用を増幅発現させる機能を持つ。これによって、C.l.S.にある様々な事象を瞬時に実体化させることができる。 実体化事象はすべて氷の属性を有するが、その理由は完全に解明されているわけではない。長らく強制監禁を強いられてきたアイス・ドールの、頑なに閉ざされた孤独な心が、実体化機能の起動時に氷の属性として具象化されているのではないか、というのが有力な説となっている。 また、"エクロージョンモード"という羽化を伴う本機の特徴的機能については、当初から想定して組み込まれたものではない。本来アイス・ドールが何らかの事態に対応して発現させる機能であるとされているが、実際に目撃されたわけではない。 SGV-417自体がアイス・ドールの不完全なレプリカであるがゆえに、彼女の持つ能カの全てを正確に再現できておらず、対アジム用という強大な戦闘カとは裏腹に、エクロージョンモードをはじめ様々な歪みが機体各所に散見される。 エンジェランの略奪 エンジェランの開発自体はTSC陣営、つまりRNAによるものだが、型式番号はFR-08陣営、つまりDNA式の番号となっている。これについては、アイス・ドールがとった行動が大きく関係している。 アンベルはファイユーヴの二の舞を嫌い、長期にわたって強制的な監禁保存を取ったが、これが自我を持つオリジナルVRの心を閉ざし、戦闘を強要する者たちを拒絶するきっかけになってしまう。 対アジム用VRの開発が急務であったTSCは自分たちの蛮行を棚上げしたか顧みたかは不明だが土下座してまでアイス・ドールを説得し、エンジェラン開発に協力してもらっていた…が、開発が終盤に差し掛かったところでアイス・ドールが一旦CISへと姿を消し、FR-08へ移籍したのだ。 理由は明らかにされていないが、FR-08は彼女の身柄を受け入れ、TSCからの再三の返還要求に応じようとはしなかった。 エンジェランの駆動力の関係上、VR-017を保有するものだけがSGV-417を運用できる。そしてこの時、アイス・ドールを受け入れたFR-08がエンジェランの運用で主導権を持っている。 傍から見れば、FR-08がエンジェランを寝取った横領したような恰好であり、TSCが略奪行為と非難するのは無理からぬ話であった。 しかし、この両陣営の対立は表面上のものであり…? ゲーム内性能 防御面に重点を置いた機体。 細い見た目に反してドルドレイに次いで高いVアーマー強度を持つほか、相手の攻撃を無効化する手段が多く、ジャンプ、空中移動性能はトップクラス。 近接攻撃は杖を振り回すかビンタ程度のものだが、短時間だがフィールドに残る氷を設置するユニークなものもある。 欠点として、耐久力自体は見た目通りであり、攻撃手段は追尾性能が高めだが見極められると簡単に回避される。 厄介なのが移動後に若干だが慣性モーションが発生すること。他の機体のように移動後の硬直を回避できるキャンセル入力を行っても「隙」が出来るので相手に狙われやすい。 ジャンプ性能はトップクラス、と記載したが実際は「上昇と移動速度はそこそこ速いが降下速度はやたら遅い」ので使い勝手は並、しかも着地直前を相手に狙われると防御力の低さ故にダウンを奪われやすい。 その為、懐に潜り込まれると脆く、ひたすら相手と距離を離す必要があり、有利な局面だったのが一瞬で引っ繰り返される危うさを持つため引き撃ちに徹さざるを得ない難しさがある。 能動的に直撃を狙える武器が少ないということもネックだが、『相手の高度にも対応する弾幕』という要素はバルバドスのERLコンボを除けばほぼ独自要素といえる最大のセールスポイント。これらによる事故待ち主体ながら、狙いどころではレーザーや前ビ等の確定を取る攻撃的な武装による駆け引きの分厚さがプレイヤーに愛される点といえる。 他の機体より漕ぎが効くため、地上戦はひたすら漕ぎまくるという自分にもスティックにも負担の大きい機体でもある。 なおCPU戦においては必ず5体目に登場し、サンクチュアリステージのやぐらの上に陣取る初期配置になっている。初期配置が違う事があるのだがその際はアジムが出てくる。 TA-17 エンジェラン系列 VCa6年、火星戦線が開闢され各プラントによる群雄割拠の戦国時代に移り変わりつつあった時代。 リリン・プラジナーが立ち上げた独自ブランド「トランスAFG」による独自ブランドとして限定販売された第3世代VR群の中に、SGV-417を踏襲した機体があった。その機体こそ、フォース時代におけるエンジェラン系列機である。 トランスAFGに在籍するスタッフはかつて第二世代型ライデンを手掛けた第5プラント「デッドリー・ダッドリー(DD-05)」に在籍していた経験があり、同じくトランスAFGが手掛けたフェイ・イェン系、ガラヤカ共々可憐なビジュアルと兵器としての地力を併せ持っていた。 ちなみに、第三世代エンジェランの原型となった機体はツインコンバータリンクシステム(T.C.L.S.)の実証機としての側面もある。 バーチャロイドは撃破されるとVコンバーターの活性が落ち、リバース・コンバートで形成された機体構造が消滅してしまう。さらに言うと、火星戦線自体が辺境でインフラ面に問題を抱えていたため、オラトリオ・タングラム期よりもまして兵站に悩まされることになった。 そうした負担や被害を軽減するために2機一組のバーチャロイドが相補的に活性を維持し合うT.C.L.S.の試験機として生産されたのが本機体の前身にあたる。つまりVO4の2on2バトルのレスキューやライフ共有、MARZのリペアディスク(正式名称:パーシャル・コンバート)といった技術の実証機である。 一方、本機シリーズのみが体力回復・状態異常消去といった能力を発揮している。これについては「ツイン・リンク・コンバーター・システム」の由来となるアイス・ドールの能力の一部を再現することができているためとされている。 ゲーム内性能 三世代型VRの例に漏れず、武装の異なる3(+1)機が登場している。2~3種類のターボ攻撃による攻撃バリエーションは整理され、それぞれの派生機に割り当てられている。 弾速が遅い攻撃も織り交ぜて上手く2機へ攻撃を配分すれば擬似的な一人二役を演出することが出来る点を活かすことに終始した玄人好みの立ち位置。 ちなみに、フェイ・イェン系と同様隠し要素として胸部サイズの個体差が存在する。 TA-17L エンジェラン「慈愛」 フォースにおける基幹機種。指揮官仕様は司祭帽が目印。 第三世代エンジェランの中では機動力に劣るが、相殺性能が非常に高いミラーやテムジンにおけるザッパー系に近いTRWなど、SGV-417における左ターボ系武器に寄った武器性能を持ち、近接を挑んでくる相手への迎撃能力が高い。 TA-17S エンジェラン「治癒」 派生機の一つで、指揮官仕様はナースキャップが目印。 攻撃の燃費が落ちるが、SGV-417における主力攻撃であった氷柱や一時的な敵機の凍結など右ターボ攻撃に寄った武器性能を持っており、単発威力の高さから爆発力やダメージレースに強い。 TA-17H エンジェラン「慰撫」 派生機の一つ。指揮官仕様は天使の輪が目印。 新武装としてLWのウイング・ボール(どう見てもオパオパ)が実装されており、壁越しから使用できる武器であるため系列で最も援護能力が高い。 TA-17B エンジェラン「化鳥」 MARZオリジナルの派生機。唯一指揮官仕様がない。 慈愛をベースとしているが、ソロプレイ主体のMARZに合わせたためか苦手だった近接性能が強化されたほか、立ちCWが設置龍でなくなり、フォースの同系列機群では治療魔法であったTCWが単なる高追尾攻撃となっている。 支給条件もリペアディスクを150枚回収することと、意識していなくてもいつの間にか使えるようになってる事も多い。 だがそのスペックたるやぶっ壊れテムジンこと747J・同じくインチキライデンことgfkライデンE1の影に隠れた、MARSの強機体の一つ。 ターボ以外の近接、特にガードリバーサルの振りがとてつもなく速く迎撃が得意な上、ターボRW近接が杖を使ったポールダンスのような回し蹴りになっている。 この回し蹴り、何とフォースのエンジェラン系列では不可能だった回り込みターボ近接が可能。 発生が更に速いターボ近接を持つテムジン747Aベースの機体には分が悪いが、攻めも十分できる総じて優秀な近接性能となった。 設置龍の廃止も見方を変えればフォースの死に技をシンプルかつ実用的な技に整理したと言ってよく、射程に応じて様々な軌道やスピードで高誘導のCWを使い分けることが可能、と援護能力も上がっている。 機動力や防御力も高水準で、タイマンも援護もこなせるその非常にバランスの取れた性能は「フォースで使いたい」の声が絶えない。 仮にデビューしたら他のバリエーション機をほぼ食ってしまうだろうが 追記・修正は彼女の身柄を受け入れてSGV-417運用の主導権を握ってからお願い致します。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 化鳥をフォースに逆輸入してくれんかな… -- 名無しさん (2022-05-13 08 02 10) エンジェランずっと待ってた。俺も近接で殴れる化鳥をフォースで使いたい(完全に慈愛の立場無くなるけど) -- 名無しさん (2022-05-14 07 39 28) あとはハイブイーター? -- 名無しさん (2022-05-14 16 35 56) 初見のころ「ドラゴン召喚するとかすげー!しかも追尾して氷弾吐きまくる!すげー!」しばらくしたら「このドラゴンの攻撃、攻撃開始まで遅いし適当に走ってるだけで余裕で回避できるやんけ!」 ドラゴンよりも氷柱のほうがずっと怖かったな」」 -- 名無しさん (2022-05-14 18 29 35) これでゲーム内のプレイアブル機体は全部できたのか。めでたい。後はヤガ・Z・アジム辺りのボス機体かな? -- 名無しさん (2022-05-14 19 18 36) ↑2 その慈愛のネガを徹底的に潰したのが化鳥なんやなって -- 名無しさん (2022-05-30 19 38 15) 化鳥は見も蓋もないけどアファコマンダーとは違い良い意味でテムジンっぽいシンプルさがあって「こういうのでいいんだよこういうので」感ある。 -- 名無しさん (2022-05-31 11 06 58) ↑3 あとは薔薇の三姉妹とか専用機VRくらいか -- 名無しさん (2022-06-16 20 31 06) ↑実は第一世代のアファームドが居なかったりする。 -- 名無しさん (2022-06-16 20 56 20) いつになったらプラモ発売されるのかずっと待ってました… -- 名無しさん (2022-07-16 09 45 21) 名前 コメント